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「…カエリタイノ」
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[ 2011/07/28 15:41 ] 怖い話 | CM(1)
638 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 07:17:34.84 ID:DqoUOED0O
俺んちの2軒隣の家がさ、自宅兼事業所になっていて自営業を営んでいたんだよね。
家も立派で大きいんだけどさ。

両親と娘の3人家族で、
その娘は俺の3つ下だったんだけど、近所だから小学生の頃はいつも遊んでいたんだ。

でもいつの頃からかな、その子をめっきり見なくなってね。
事業所に毎日停まっていた従業員の車も見ることは無くなったんだ。
当時は理解出来なかったけど、事業が上手くいかずに破産・一家首吊り心中したと聞いた。

建物は破格の低価格で競売にかけられたけど誰も書いてがつかないまま、俺が中学生に上がる頃にはいつしか近所では噂されるようになったんだ。

『夜な夜な誰もいない家から音がする』と。

俺は何もそういった体験はしなかったし、思い入れのある家だから気にもしなかったんだ。


639 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 07:22:26.56 ID:DqoUOED0O
でも、やっぱり今思い返すと異様な雰囲気はあったと思う。
何て言うか、陰鬱な雰囲気っていうのかな。
そりゃ誰も人住んでないからね、そういう雰囲気はあった。

中学生に上がり、遊ぶ友達も変わると今まで俺んちに遊びに来たことない子とかが来るようになった。
そんな中1人の子が、
「隣の家(正確には2軒隣)誰か住んでるの?
なんかいつも暗いよね。」と。

俺は答えをはぐらかし、引っ越した。と伝えると、
「さっき家の階段の所で女の子座ってたからさー。」

近所には子供もいなかったし、一体誰のこと言ってんだろう?と大して気にも止めなかったんだ。
その夜、俺は金縛りで目が覚めた。
この頃は部活もやってて疲れも酷かったし、何より金縛りによくあっていたので「またか」と思いつつやり過ごそうとしたんだ。


でもその日は中々とけなかった。
とけないどころか、耳鳴り、目眩が酷くなってくる。
次第に何故か恐怖の意識が沸いてきた。
「早くとけろ、早くとけろ…」
よく分からない恐怖に襲われながら、ふと目を開けると窓ガラスの反射越しに誰かが立っている。


640 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 07:24:08.61 ID:DqoUOED0O
白いワンピースを着た女だ。首から上は見えない。
俺のベットのすぐ横でユラユラと揺れている。
俺は意識を失った。

翌日、俺は部活を終え学校から帰宅し就寝した。
先日は怖い夢を見たから、今日は見たくないなぁ。そんな事を考えながら。

そして、それはやってきた。
お腹が痛くなり目を覚ますと、布団の上に先日の女がいた。
なんていうか、騎乗位のような形で乗っかり前後にユラユラ揺れていたんだ。

頭や顔は見えない。見えないというかない。
そして俺ははっきり聞いた。

「…カエリタイノ」

俺は気を失った。


あれから10年経った今、その女は一度も現れていない。
俺に何かが起こったということもない。

でもあの女は、当時一緒に遊んで亡くなった子が、帰る家を無くして一人寂しくさ迷っていたんだ、と思ってる。
当時、彼女はよくワンピースを着ていたのを覚えてる。

今現在100坪を越えるその大豪邸は、価格1300万という破格の値段でも未だ買い手はついていない。

[ 2011/07/28 15:41 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

滅茶苦茶カッコいい先輩バーテンダーの話
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[ 2011/07/20 16:30 ] 怖い話 | CM(8)
175 :1:2011/07/19(火) 22:13:01.48 ID:Pu7o/YKq0
アレは2年前ぐらいかな

当時キャバクラのボーイだった俺は
とある事情でそこを退社し、以前から憧れていたバーテンダーの修行に
入ったんだよ
なんせお酒もタバコも好きだしついでに女も好きw
これしかねぇ、とかあの時は本気で思ってた

皆にとってはバーテンダーって興味はあるけど実態が見えない
そんな職業だよな
軽く説明するけど思っている程華やかな世界ではない
水商売だし、やってる事は地味な事を積み重ねて
お客の前でカッコつける。地味な所をいかに見せずにカッコよく見せるか
本気で目指すなら遊んでる暇なんてなく、勉強の毎日
給料雀の涙で頑張ってる

本気で目指す人間じゃなきゃ到底続かない世界
まぁこんな感じよ

でな、当然新人の俺には先輩バーテンダーが色々教えてくれる訳よ
その先輩ってのはそりゃぁもう、滅茶苦茶カッコいい人だった
一つ一つの動きがカッコよくて地味な所もかっこよく魅せる
その店の売り上げの2/3はその人のファンからだと言えるかもしれない

顔も良ければ性格もいい
こんな俺にも優しい物腰に敬語で丁寧に仕事を教えてくれる
おまけに声もイイ

性格の捻じ曲がった俺は当時から彼をライバル視して意地でも負けない、と無駄な努力をしていた



176 :2:2011/07/19(火) 22:14:20.30 ID:Pu7o/YKq0
そんなパーフェクト人間の先輩にも悩みはあった
それはこの先輩に、どうして?と思えるような彼女の存在
言っちゃ悪いがお世辞にも美人とは言えないどこにでもいそうな女性
オマケに相当嫉妬深い性格で、普通バーテンダーの恋人はお店には来ないものなんだけど
その子は彼氏が心配と、毎日のように足しげくお店に通って来る

先輩はそれをずっと悩んでるみたいで、バーテンダーという職業は客と話してなんぼ
彼は客に嘘は決してつかないが、惚れさせてお店に通わせるという手段を好んで使う
惚れた女性は太いお客さんになってくれるからね

そこに睨みを利かせた彼女がいたら誰も得しない
彼の悩みはそういう物だった

営業時間が終わった時に一度聞いた事がある
「彼女と別れないんですか?先輩ならもっと美人を狙えますよ」

「いや、愛してるからね」とニコリと笑い、話を切られる


ある日、店の裏で先輩とその子が口論している所に出くわしてしまった事がある
途中から聞き耳を立てたのでおおよそしか掴めなかったが
内容はこうだ

先輩がお客の女性に悩みを打ち明けられ、お店を閉めた後二人でどこかへ消えた
それが彼女さんがいなかった時の事であり、その日確実に浮気した
こういう事らしい

その日初めて先輩が怒る所を見た、ついでに女性に手を上げたのも見た

その後しばらくその子は店に現れなかったんだが
先輩は落ち込む事なく、いつもの顔で女性を喜ばせていた
強い人だね


177 :3:2011/07/19(火) 22:16:29.06 ID:Pu7o/YKq0
だがそれも数日経った後
あの先輩が無断欠席をぶちかましてくれおった
まさか先輩が飛んだ(バックれ)!?

もうお店はてんてこ舞いよw
シェイカーの振り方も料理も俺じゃなんにもわからん
オーナーさんも緊急で店に出てきてくれたが
余計邪魔w

とりあえず今日は店を早く閉める、そして料理や酒はバーテンダー不在のため
出来合いの完成された物を出す、という事でなんとかその場を凌いだが
先輩とは相変わらず連絡も取れないまま数日がたった・・・

急ごしらえのバーテンダーとしてカウンターに立ってた俺は
先輩の見よう見まねでお客と話し、正直クソマズイ酒を出す為
オーナーは修行セールと称しカクテルは格安で提供する羽目になった・・正直スンマセンオーナー・・・

でな、なんとか形になってきた頃、先輩の彼女が来店してきたのよ

「今は貴方がバーテンダーなのね」

「えぇ、先輩が急にいなくなってしまいましてハンチク坊主ですがカウンターに立たせてもらってます。
 彼女さんは先輩がどこへ行ったかご存知ないですか?」

「知ってるわよ、ただ、もうバーテンダーとして生きていけないわね・・」

「それはどういう意味ですか?」

「フフッ、さぁね?」

彼女はそう言うと意味ありげに左手を出してきた
その薬指には光る指輪


178 :4:2011/07/19(火) 22:18:27.05 ID:Pu7o/YKq0
あぁ!なるほど!

たしかに夜の世界に生きていては結婚は厳しいだろう
昼夜は逆転するし収入もはっきり言って家族を養える程あるとは思えない
足を洗いまともに生きる事を先輩なら選択するだろう
でも一言くらい声かけてほしかったなぁ・・・
なにも飛ばなくても・・・w

「おめでとうございます!そういう理由でしたか!」

「ウフフッ。有り難う」

「ではお店から一杯出させていただきます!未熟者ですがなにがいいですか」

「そうねぇ・・じゃあコレを使って最高の一杯を貰おうかしら」

ゴロン

あの時は思考が止まったね
なんせそこに出されたのは小さいビニールに包まれた指だった
血が抜かれているのか、全体が紫、というより黒ずんでいて
恐らく親指だろう・・・それも男性の・・・


179 :5:2011/07/19(火) 22:19:44.66 ID:Pu7o/YKq0
「聞いていたんでしょう?貴方」

「え?」

「あの時確かに貴方がいた・・聞き耳を立てていた事は知っていたのよ」

バレテルー・・・
会話を一旦途切れさせ、思考を纏めるためにタバコに火をつける

「では、それを使って最高の一杯をお作りしましょう。
  マドラーとして使うだけですが、とても優しい味になるでしょう」

・・・終わった・・
沈黙が痛い・・・

「面白いわね、貴方」
「今日来たのは釘を打つためだったけど、貴方はプロみたいだから安心したわ」

そう言って彼女は最高の笑顔を見せ、指を持ち店を出て行った

先輩とその子にはもう会う事はないんだろう
夜の職業だと色んな人種に出会える
そして出会いの数だけ別れもある
色んな形でね・・・

あれから先輩とその子がどうなったか、親しい友人達もわからないみたいだ・・


終わり


[ 2011/07/20 16:30 ] 怖い話 | CM(8) このエントリーをはてなブックマークに追加

バイト先の店は、かつて火災により死者が出たことがある
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[ 2011/07/08 00:53 ] 怖い話 | CM(2)
365 :バイト ◆B81hPRrN9Q :2011/07/07(木) 01:10:25.47 ID:RpwkqoiF0
周りの人々の反応が怖かった話。

今から10年近く前の話だ。

当時バカ学生街道まっしぐらだった僕は、ろくに講義も受けずにバイトとスロットばっかりしていた。
おかげで2年生を2回やり、4年生になっても月曜から土曜までみっしり講義を受けなければならず、就職活動もできない状態に陥った。

僕は24時間営業の飲食店の深夜スタッフとして働いていた。
22時から朝の9時まで働き、朝のパチ屋の開店に並び、モーニングを回収してから帰って寝る。
起きてからパチ屋に行き、軽く打ちながらストックの貯まり具合を確認してからバイトというローテーションだ。

その働いていた飲食店での話。

[ 2011/07/08 00:53 ] 怖い話 | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加
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