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ドライブイン
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[ 2013/02/28 15:41 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?308
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1358521675/


849 : ドライブイン 1/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:44:12 ID:LwJ4NBth0
この話はオカルトや怪談に入るのかどうなのか、ちょっと微妙な所なのだが、
他に書くところもないし個人的には非常に怖かった体験なのでここに書きます。
それと、もう何ヶ月も前の事なので会話はうろ覚えの部分が多く、「当時こん
な感じだった」程度に思いつきで書いています、不自然に思ったり違和感を感じた
らごめんなさい。

去年の夏に友人たちと集まっていた時、何となく暇なのでどこかドライブいかないか?
という話になって、大した目的もなく一般道だけを使って長野まで行く事になった。
メンバーは俺、A、B、Cの4人、まあ、暇なときあつまるのは大抵この面子なのだが。
目的もなく出発したので当然することも無く、男4人でむさくるしく適当に観光地で飯を食い、
日が暮れてかなり暗くなった頃に帰る事になった。

交代で運転しながら長野と群馬の県境?(少し前に浅間山方面がどうのって看板を見た
のでそのあたりだと思う)をカーナビを頼りに走っていると、運転していたAが助手席に
座っていた俺に「なんか道おかしくね?カーナビの順路合ってる?」と言ってきた。
俺は特に何も気付いていなかったのだが、いわれて見るとたしかになんか変な感じがする。

さっきまで結構広めの綺麗な道路を通っていたはずなのだが、今通っているところは
道幅も狭くなりガードレールは錆だらけ、道路もあちこちにひびが入っているしヒビの部分から
雑草が生えているところまである。
来た道とは違うルートで帰ったので合っているかどうか確証はないが、カーナビには
だいぶ前からずっと一本道が表示されているし、Aいわく曲がり角とか曲がらずずっと
道なりにきていたという、まあ山の中だしそんな事もあるさという事で、そのまま進んでいた
のだが、それから30分ほど走ってもずっとそんな状態の道が続いている上に、すれ違う
車すらなく、みんなだんだんと不安になってきていた。


850 : ドライブイン 2/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:46:08 ID:LwJ4NBth0
Cが「一端どこかに車停めてルート再確認した方が良くないか?」と言い出した頃、
少し先のほうにドライブインらしい明かりが見えた、駐車場には数は少ないが何台か車
が停車しているのが見える、それだけで何となく俺たちはホッとした気分になった。
これは好都合ということでそのドライブインの駐車場に車を停めた。
どうやらこのドライブインは無人のところらしく、店員とかはいそうにないが自販機が並んでいる
のは外からでもわかる、各々ひとまずトイレへ行ったり飲み物や食べ物を確保する事にした。

そして、AとCはトイレへ向かい、俺とBは自販機コーナーの隣にある休憩所?のようなところへ
向かった。
休憩所の入り口のドアを開けようとしたとき、俺は入り口の明かりのところに異様なものを見た。
掌よりもばかでかい蛾がとまっている…、こんな真夏にでかい蛾というのも不自然で変なのだが、
それよりも異様だったのはその蛾の羽の模様だ。
蛾って目玉みたいな模様があるのはよくあるのだが、その蛾の模様は目玉みたいどころか全体の
姿がまるで人の顔のように見える、特に目の部分は丸というより本物の目のようだ。
「うわ、気持ちわる!」と思った俺とBはなるべくその蛾を見ないように避けて中へと入った。
後から思うと、この時点で何かがおかしいと気付くべきだったかもしれない…

中に入るとそこはかなり広くテーブルがいくつも並べてあるのだが、照明はなんか薄暗いし床や壁も
微妙に小汚い、奥のほうにゲームもあるのだが、遠目にもそれはどれも古そうに見える。
それと端のほうにはテレビがあり50代くらい?のおっさんがこちらに背を向けてテレビを見ている。
俺はその人になんか妙な違和感を感じたのと、他にも色々うまく説明できない変な違和感を
感じてBにその事を話そうとすると、Bがひそひそ声で嬉しそうに
「おい、なんかあっちに女の子3人組みいるぞ!声かけようぜ!」と俺に言ってきた。
Bの教えられた方をみると、たしかに20歳くらい?の女の子3人組みがテーブルを囲んで椅子に腰掛けて
いるのが見えるのだが、表情をみるとなんか不安そうな感じで、あたりをきょろきょろしながら話し合っている
ように見える。


853 : ドライブイン 3/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:48:09 ID:LwJ4NBth0
すると、3人組みのうちの1人が俺とBに気付いたらしくこちらにやってきた。
Bはもうなんか明らかに顔に出るほど嬉しそうなのだが、俺は凄く不安感を感じていた。
そして、その不安感は当然のように当った。
女の子は俺たちの前にくると開口一番こう言ってきた。
「あのー、変に思われるかもしれないんですが、ここって関東方面へ抜ける道でいいんですよね?」「それと
気のせいかもしれないんですいが…」と一瞬躊躇した後で「このドライブイン…なんか変じゃないですか?」と
言ってきた。

休憩所に入って以来ずっと妙な違和感を感じていた俺は、自分もなんか変だと感じていた事を話して
同じ席で少し事情を聞く事にした。
Bが小声で「お前結構やるじゃん」とかニヤニヤしながら言ってきたが、状況が状況だけにちょっとムカついて
無視することにした。ぶっちゃけ言うと俺もちょっとわくわく感がなかったわけじゃないが、それよりも違和感と
不安感のほうが勝っていたからだ。
話を聞いてみると、どうやら彼女達も俺達と同じように車を走らせていると、だんだんと道が整備されていない細い
道になっていき、不安になってこのドライブインに一度車を停めて確認しようという事になったらしい。
そしてこの休憩所に入ったところ、なんかあちこちに違和感を感じて怖くなってきて、どうしようかと話していた
ときに、俺とBがタイミングよく入ってきたので声をかけたのだという。
ちなみに、Bはなんかもうまるで空気読まずに俺に任せてみたいなことを言っていたが、後から聞くと内心かなり
不安でその裏返しだったと言っていた。

そんな感じでお互い状況を説明し終わった頃、女の子の1人が「それで、あそこのテレビの前にいる人なんだけど…」
と話を切り出した。
そう促されて俺もその人をあらためてみたとき、さっきの違和感の正体に気が付いた。
ちょっと遠くにいたのでパッと見は気付かなかったのだが、テレビとテーブル、そしてその人のサイズの比率が明らかに
おかしい、少し遠くにいるにしてもその人は異様にでかすぎるのだ、たぶん立ったらゆうに3~4mはあるんじゃないかと
いうくらいにでかい。
流石に空気を読んだBも「でかすぎるよな…なんだあれ…」と独り言のように言っている。


855 : ドライブイン 4/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:50:27 ID:LwJ4NBth0
更にその女の子は「あと、あの奥のプリクラのところなんだけど…」と言うのでそっちを見てみると、入ってきたとき
俺たちは気付かなかったのだが、ロングスカート?を履いた女の人の脚が年代物っぽいプリクラの周りにある
カーテンの下から見える。
その子がいうには、あの女の人は自分たちが来た時からずっと1人であそこにいて全く動かないんだという。
そして更に続けてこう言ってきた「あとなんか変な音聞こえませんか?人が話しているような…」と、「言われて
みれば…」入ってきてから何か音が聞こえていたのだけれど、俺はなんとなくエアコンか何かの機械の作動音
だと思っていたのだが、良く聞いてみるとぼそぼそと大勢の人が話しているような、そんな声のように聞こえる、
どこで話しているのかは全く解らないが、とにかく何かここは何か変だ。

そんな話を5人でしていると、休憩所と自販機コーナーの間にあるドアが開きAとCが入ってきた。
そして俺たちと女の子を見てCが「お前らなにナンパしてんだよ…」と呆れたように言うと、「そんな事よりちょっと
こっち来てくれ、なんか変なのがあるんだが」と、結構真顔で言ってきた。
Aもふざけている様子もなく、俺とBが変なのってなんだよ?と聞くと、上手く説明できないからとりあえず
自販機コーナーに来てくれという。
こっちも変なこと山盛りだった俺たちは、AとCにこっちもなんか変な事だらけだと話しながら、女の子たちも連れて
自販機コーナーへ行く事にした。

自販機コーナーに入ると、Aがこれを見てくれとカップでコーヒーなどを売っている自販機を指差した。
その自販機、パッと見はよくドライブインとかにあるような、液晶画面が付いていてそこで商品の紹介やCMなどを流す
普通の自販機にみえるのだが、普通の自販機とは明らかに違う部分が1つある。
液晶画面のところに、明らかに映像ではないどう見ても生身の口があり、それが「いらいっしゃいませ」とか
“喋って”いる。
Cが「な、変だろ?最初俺たち人が入っているのかと思ってさ、声かけたり自販機を叩いたりしたんだけど、
何の反応もないんだよ」という、「それに」と付け足して「この口の周り、唇から外はどう見ても普通の液晶
画面に見えね?どうなってるんだろこれ」と言ってきた。


856 : ドライブイン 5/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:52:11 ID:LwJ4NBth0
明らかにこのドライブインは何かがおかしい、現実離れしているというかなんというか…
とりあえずAとCにこちらの事情を全て話して、いったん外に出ようと話していると、休憩室のほうを見ていた女の子が
「ちょっとちょっと!あれ!」とかなり動揺した声で、俺の肩をゆすりながら休憩室の方を指差した。
指差した方を見て俺も含め全員絶句してしまった。

さっきプリクラの所にいた女の人が出てきてこちらに向かって歩いてきているのだが、その女の人『上半身がない』
のだ、厳密には下半身から上の部分が漏斗を逆さにしたように収束していて上半身というかなんというか、その
部分は棒とも紐ともつかないものが真っ直ぐ上へ伸びている、それが歩くたびにユラユラと揺れながらこちらへと向かってくる。
姿からしてどう見ても人間ではない。
俺たちはその異様な姿に完全に思考が停止してしまい、パニックになって全員外へと逃げ出した。
そして外へ出て振り返ると、その『物体』は俺たちを気にする事もなく、そのままトイレのほうへと消えていった。
一体ここはなんなのか、当時の俺たちはあまりの事に思考が追いつかず、ただただ動揺しまくっていた。

とにかくここを出よう。
そう考えた俺たちは、カーナビ通りならこの先へ進めば群馬か埼玉の街中へ抜けれる事を確認し、女の子たちには
そんなにスピードを出さないからついて来れば大丈夫と話していると、突然後ろの方、駐車場の奥の林からかなりの人数の
人影(目測でも50~60人くらい)が下りてきてこちらへと向かってくるのが見えた。
更に、人影以外に林のほうから何かがこちらに向かってジャンプして突っ込んできて、俺たちの車の隣に駐車していた
トラックに衝突した。
街灯の明かりに照らされたそれは信じられない事だが、それは1m以上ある巨大な蛆としか言い様のない物体で、
衝突した衝撃でトラックのガラスが割れ、蛆のほうは地面に落ちて黄色い体液のような物を流しながらうねうねと
動いている。
しかもそれ1匹だけではなく、少なくとも目で見える範囲だけであと7~8匹が飛び跳ねている、何匹かはこちらに
向かってきそうだ。
このままだと自分たちの車にも突っ込んできて壊されるかもしれない。


859 : ドライブイン 6/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:54:26 ID:LwJ4NBth0
身の危険を感じた俺たちは、女の子たちにも早く車に乗るように指示しようとしたのだが、何を思ったか彼女たちは
駐車場の反対側の方へと駆けて行き、「そっちじゃなくて車で逃げないと!」と慌てて追いかけた俺たちに
向かって「この中に入って隠れてやり過ごそうよ」と、駐車場の隅にあるプレハブの倉庫らしい小屋を指差した。

俺は彼女たちが明らかにパニックになって冷静な判断が出来なくなっていると思い、「いいから車に乗れ!」と
怒鳴って4人で腕を引っ張って無理矢理連れ戻し、かなり近くまで来ていた人影の集団と飛び跳ねる巨大な
蛆を尻目に無理矢理彼女たちを車に乗せると、パニックになった女の子たちだけでは不安だからとBとCが
彼女達の車に乗り、彼女たちの車のほうはBの運転でドライブインから逃げ出した。
道路に出て後ろを見ると、付いてきている女の子たちの車の後ろにジャンプする蛆が見えたが、流石に車の
スピードには追いつけないのか、そのうち見えなくなった。

それから1時間くらい走っただろうか(今から考えると、距離的に麓までそんなに時間がかかるとは思えないのだが)
下のほうに街の明かりが見えてきた。すると、後ろの車に乗っているCから女の子たちがトイレに行きたいと言っている
から、どこか公衆トイレかコンビニのある場所に一端停まろうと電話がかかってきた。
そして暫らく車を走らせると、公園か何かの施設の駐車場らしき場所があったので、そこで一端車を停める事に
すると、流石にあんな事があったのでトイレには俺たちも付いていこうか?と聞いてみた、すると彼女たちは流石
にもう大丈夫そうだから3人で行って来ると言い、さっさと行ってしまった。


860 : ドライブイン 7/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:56:26 ID:LwJ4NBth0
まあもう殆ど街中みたいなものだし、流石に大丈夫だよなとそのまま行かせて、さて警察に行くかどうするかとか、
この後どうしようかとかちょっと色々期待もしながら話をしていたのだが、いつまで待っても3人とも戻ってこない。
10分くらい経っても帰ってこないので、流石におかしいと駐車場脇にある公衆トイレへと向かい声をかけたのだが返事がない。
中を確認しようにも、いくらなんでも女子トイレに入るのは問題があるし、もしかしたらすれ違いで戻っている可能性
もあるんじゃないかと車に戻ったのだが、車にも戻っている気配がない。
ちょっとこれはヤバイかもしれない…

ひとまずすれ違いになるといけないので、俺だけ車の前に残り、A,B、Cでもう一度トイレに探しに行く事にした。
待っている間、俺は何となくだが彼女たちの車を見ると、一箇所ドアが開いているのが見えた。
あれ?帰ってきた?と思い車内をみたのだが誰もいない。
「おかしいな?さっきからドア開いていたっけ?」となんとなく車内を見ると、座席のところから3人のうち誰かの物らしい
バッグが地面に落ちかかっていて、何となく奥に戻そうと手を触れたところ、バッグが地面に落ちて中身が
ぶちまけられてしまった。
しかも口紅かリップクリームか何からしきものがコロコロと転がって行ってしまっている。

「これ戻しておかないとヤバクね?」と、転がっていったものを拾い振り返ると、トイレに向かったA,B、C達が戻ってきた。
Aが言うには、流石におかしいのでトイレの中に入ってみたのだが誰おらず、きっとすれ違いになって
しまったのだと戻ってきたのだという。
ちょっと洒落にならん事になってしまったと感じた俺たちは、ドライブインでの出来事を信じてもらえるかどうか不安
ではあったが、彼女たちの事が心配なので110番通報する事にした。
警察が来るまでの間、交代であちこち探しにいったりもしたのだが、結局見付からず15分ほどで警察がやってきた。


863 : ドライブイン 8/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 21:58:29 ID:LwJ4NBth0
警官がパトカーから降りてきたので、これまでの事情を話していると、警官が変なことを言ってきた。
「それで、その女の子たちの車ってどれのこと?」という。
俺が「いや、俺たちの車の横に停まってる…」と後ろを振り向いて呆然としてしまった、警察が来るまで間違い
なくそこにあった彼女たちの車がない…
そんな馬鹿なと4人であちこち探したのだが、そもそも駐車場には俺たちの車しかない。
明らかに不信そうに俺たちを見る警官、かなり気まずい状況になってしまったのだが、ふとさっきぶちまけたバッグを、
車に戻し忘れてそのまま俺たちの車の屋根に置きっぱなしだったことを思い出した、屋根の上を見るとバッグはある。

警官にこれが証拠だとバッグを見せて、とにかくどういう事なのか解らないけど探してほしいと頼んだ。
が、一応証拠品としてバッグは受け取ってくれたが、話自体は荒唐無稽すぎてまるで信じてもらえず、
俺たちは住所と連絡先を聞かれ、後日話を聞くかもしれないからとそのまま帰された。

この後、実はちょっと面倒な事になった。
俺たちが警官に渡したバッグ、手帳と携帯から身元がわかり、もう10年以上前に失踪届けの出ていた短大生の
ものだったらしく、俺たちは事件に関係があるのではと疑われ事情聴取を受けた。
が、そもそも10年前といえば俺たちはまだ子供である事、俺たち4人とも進学で都内にやってきただけで、そもそも
長野も群馬も地元ですらないうえに、当然失踪した短大生とも何の関係もないことはすぐにわかり疑いは簡単に晴れた。
ただ、バッグの入手先だけはかなり詳しく聞かれた。
警官が言うには、俺たちが通ってきた道に証言にあるようなドライブインなど無いのだという事で、現場検証もかねて
パトカーで来た道を逆に辿ったりもしたのだが、例のドライブインどころか『あまり整備されていない荒れた道』すら
結局みつからなかった。
ただ、事情聴取のときに見せられた短大生の写真は、3人組のうち1人で間違いはなかった。


866 : ドライブイン 9/9[sage] : 投稿日:2013/02/04 22:00:33 ID:LwJ4NBth0
バッグのこともあり、警官からはまた話を聞くかもしれないからと言われたのだが、未だそういう連絡はない。
ただ、今思うと色々と彼女たちには不審な点がある。
見た目が失踪当時のままという一番異様なことはまず置いておくにしても。
一つ目は、彼女たちは俺たちと同じルートでドライブインに到着したはずなのだが、到着した時間にそれほど
時差はないはずなのに、俺たちはあの道で一度も前方に車のヘッドライトなど見ていない、かなり見晴らしのいい
場所も通ったはずなのだが。
二つ目は俺たちが彼女たちに話しかけられた状況だ、あんな異様な状況で普通いきなり入ってきた見ず知らずの
男2人組に、不安感を感じている女の子が何の警戒もなく話しかけるだろうか?普通警戒しそうなものだが。
三つ目は逃げ出した時の状況、あの時、プレハブ小屋の中でやり過ごそうと提案したのは本当にパニックになって
いたからなのだろうか?そもそもあんな異様な状況で、3人が3人ともなんの示し合わせもせず疑問も持たず、
真っ直ぐプレハブ小屋へ向かう事などありえるのだろうか?小屋には鍵がかかっていたかもしれないし、それに
すぐ目の前に自分たちの車があるのに、だ。
最後に、あんな異常な状況にあったばかりだったにも関わらず、なぜ彼女たちは「3人だけでトイレに行く事」に
したのだろうか。

考えれば考えるほど、彼女たちの言動には不審な点が多すぎる。
もし、逃げ出す時彼女たちの言うがままプレハブ小屋に立て篭もっていたら、俺たちはどうなっていたのだろうか、
彼女たち3人の言動は今から考えると何らかの悪意があったようにしか思えない。
そもそも俺たちは彼女たちがなぜあの山道を通ったのか、その理由すら知らない。

終わり


[ 2013/02/28 15:41 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

電話ボックス
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[ 2013/02/26 17:45 ] 怖い話 | CM(1)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?308
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1358521675/


843 :おっさん:2013/02/04 21:34:54 ID:Aqv866r+0
電話ボックス(1/4)

もう10年近く前。そうだな、まだ街のあちこちに電話ボックスがあった頃の話だ。
ある3連休の前の金曜日。俺は大学の仲間としたたかに飲んだ。
深夜1時前、仕上げに屋台のラーメン食べて流れ解散。
そして、ふと、思いついたんだ。明日は特に予定も無い、酔い覚ましに歩いて帰ろうって。
終電は過ぎてたけどタクシー乗るのは簡単。でもそれだと二日酔いが酷いような気がしてさ。
ケイタイを持ってなかったから電話ボックスで母親に「歩いて帰る」と電話しようと思った。
その頃は幹線道路のバス停には大抵電話ボックスがあったんだよ。
最初のバス停で電話ボックスに入った。?何か変だ?
微かな香水の匂い。よく見ると受話器が電話機の上に置いたままになってる。


844 :おっさん:2013/02/04 21:37:07 ID:Aqv866r+0
電話ボックス(2/4)

受話器に耳を当てると既に通話は切れてて無機質な電子音だけが聞こえた。
酔っ払いが置き忘れたんだろうと思って受話器をフックに戻した。すると。
ジャラジャラと音がして返却口に10円玉、6枚。
ラッキー。10円玉2枚で母親に電話をかけ、残りの40円をポケットに入れて歩き出した。
でも、何か気になるよね。次のバス停でも電話ボックスを覗いてみた。
...やっぱり受話器が電話機の上に置いてある。そして香水の匂い。
受話器の向こうは電子音、受話器をフックに戻すと今度は10円玉が5枚。
次の電話ボックスでも、その次の電話ボックスでも、同じ。
電話機の上の受話器。電子音と戻ってくる10円玉。もう19枚。
その次の電話ボックスが見えた時、歩き去る人影が見えた気がした。
むせるような香水の匂い。そこでも5枚の10円玉、合計24枚。


846 :おっさん:2013/02/04 21:38:59 ID:Aqv866r+0
電話ボックス(3/4)

そして、その次の電話ボックス。電話ボックスから出て行く人影がハッキリ見えた。
真っ赤なワンピースを着た女性(多分)、微笑んでいるように見えた。
俺は女性が遠ざかるのを待って電話ボックスに入った。
受話器を耳に当てる。叫ぶような声が聞こえた。
「なあ、お前K子だろ?もう、こんなこと止めろよ。止めてくれよ。
俺たち、寝られなくて参ってるんだ。一度、ちゃんと話しよう、な?」
俺は思わず電話を切った。ジャラジャラと戻ってくる10円玉。
「何故勝手に切るの?邪魔しないでよ。」
振り向くと、俺の背中側から赤いワンピースの女が覗き込んでいた。
闇の中に浮かぶ綺麗な白い顔がニコニコ笑って俺を見詰めている。
「ねぇ、邪魔、しないでよ。」
あまりに現実離れした綺麗な顔、怖くて怖くてとても生身の人間には見えなかった。


847 :おっさん:2013/02/04 21:42:18 ID:Aqv866r+0
電話ボックス(4/4)

俺は電話ボックスを飛び出して全力で走った。家までの残り2kmを多分6分台。
途中ラーメンを吐いたが必死で走り続けた。
家が見えた所でポケットの中の10円玉をみんな取り出して捨てた。
背中からいつあの女に声をかけられるか、本当に気が気では無かった。
それから数日、着替えても風呂に入っても香水の匂いは消えなかった。
あの女が人だったのか、そうでなかったのか、今も分からない。
深夜、幹線道路を彷徨いながら、
「あれ」は一体どれだけの無言電話をかけて歩いていたのだろうか。
何枚の10円玉を持ち歩いていたのだろうか。
俺にとっては洒落にならない怖い経験だったよ。
もちろんそれからは飲んだ後に歩いて帰るのは止めた。


[ 2013/02/26 17:45 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

全身真っ白な何か
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[ 2013/02/25 19:08 ] 怖い話 | CM(1)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?308
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1358521675/


503 :本当にあった怖い名無し:2013/01/28 23:55:15 ID:rgQ8EuQW0
最初に書いとくけど、面白い話でもないし、オチもない話。

俺が毎日通勤に使ってる道がある。田舎だから交通量は大したことないし歩行者なんて一人もいない、でも道幅だけは無駄に広い田舎にありがちなバイパス。
高校時代から現在(27歳)まで毎日といっていいほど使っている道だから、その日も特になにも考えず車で通勤。このときは何事もなかった。
問題は帰り道。その日は急な仕事で少し帰りが遅くなった(23時頃)
街灯もロクになく、時間も時間なので車もほとんど走ってない、もちろん歩行者なんて一人もいない…と思ってたら一人の背の高い人が横断歩道の手前で立ち止まっていた。
こんな時間にこんな暗い道を散歩か~物好きやな~なんて考えながら俺は車内で信号が青になるのを待っていた。…が、よく考えるとおかしい。
俺が自動車用の信号に引っ掛かって止まっているんだから歩行者信号は青のはず、何故渡らないんだ?
暗いので目を凝らしてその人を見ると、全身真っ白。白い服を着ているとかそういうことじゃなく、ただひたすら白い。
次の瞬間俺はゾッとした。こいつ両腕がねぇ!しかも身長が高いという次元じゃない、細長すぎる。後から思い出すと顔まで真っ白で、のっぺらぼう状態だった気がする。
不気味で仕方ない、信号が青になった瞬間俺はアクセルをベタ踏みして急発進。あんなものを見たのは初めてだったので一刻も早くその場を離れたかった。


504 :本当にあった怖い名無し:2013/01/28 23:57:06 ID:rgQ8EuQW0
サイドミラーに映る白い奴がどんどん小さくなっていく、ベタな怪談話のように追っかけてくる気配もない、俺はホッとしたが体の震えが止まらない。
温かい飲み物でも買おうとバイパス沿いにあるセブンイレブンに車を停めた。車から降りるとすぐ近くのバス停にあいつがいた。
こちらを見ているのかどうかはさっぱりわからないが、コンビニの光のせいで先程より鮮明に奴の姿が見えた。やっぱり両腕がない、そして上半身だけ左右にゆらゆら揺れている。
ヤバイ、直感的にそう思った俺は降りたばかりの車に飛び乗り家まで直帰した。
自宅に逃げるように駆け込むと居間に母が座っていた。母が振り向き俺に言った。
あんたどぎゃんした?鼻血垂れ流しとーがね。
鼻血が出たのなんて産まれて初めてだった、これがあいつのせいなのか、恐怖のあまり鼻血が出たのか、それともただの偶然かはわからない。
しかしいずれにしてもあの道は二度と使わない。
よく考えるとあいつを最初に見た交差点の少し奥には階段があって、その先には草がおいしげり手入れなど全くされていない神社がある。あいつはあの神社関係の何かだったのかもしれない。

文章に起こすと全く怖くないね、でも実際体験してとんでもなく怖かったので書き込ませて貰いました。駄文申し訳ありません。


[ 2013/02/25 19:08 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの世界じゃない方2人と同居している話
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[ 2013/02/24 18:47 ] 不思議な話 | CM(1)
ほんのりと怖い話スレ その92
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1359646553/


199 :本当にあった怖い名無し:2013/02/10(日) 17:27:30.66 ID:VaxoMwwW0
明るい内なら書ける!今のうちに書いておこう。
もう慣れたとはいえやはり目の前にいるし、大丈夫と分かっていてもいきなり何か異変があったらと思うと夜は無理だ。

今住んでいるマンションは借りた当初から、部屋に一人、玄関に一人こちらの世界じゃない方が同居していた。
とは言っても、どちらももう人というよりは霞の様な状態で動く事もなく、意思もないのかただそこにいるだけで害は無い。
そんなものあったら下見の段階で他のマンション探している。

ただ玄関にいる方は若干まだ人の形をしていて、何もしてはこないのだが少しだけ困った事になった。
それに気付いたのは引っ越して2日程で玄関の電球が切れた事が発端だったのだけれど、
古い電球のままだったのかと新しい電球を買ってきて取り替えてもまた1日程で切れてしまう。
ワット数間違えたか?と思い確認するがその点は問題ないのに替えても替えても3日ももってくれない。

これ以上はお手上げなので大家さんに電話して事情を話すと、すぐに業者の人を手配してくれた。
ところが点検しても異常は見当たらないと言われ、
新しい電球をとりつけてこれで駄目ならまた連絡を下さいと言って帰ってしまった。
結局業者さんが取り付けてくれた電球も次の日には切れていた。

そうなるともう原因は目の前に居るかろうじて人の形を保っている存在だ。
ああ、明るいの嫌いなんだなと諦めて、もう玄関の電球は切れたまま放置する事にした。
遊びに来た友人達にも玄関の電気切れてるよとよく突っ込まれたが、
こればっかりは説明しようがないので壊れてるとだけ伝えていた。

2年程した頃、いつの間にか玄関にいた方が居なくなっている事に気が付いた(すぐに気付けないくらいもう存在薄かったんだ)
お?と思ってさっそく電球を取り替えてみると、1週間どころか半年たっても切れる気配がない。
昼間でもぴんぴんしているのもいるのに、やっぱり幽霊らしく明るいの苦手な存在もいるんだなぁと勉強になったというお話。

ちなみに玄関に居た人よりもさらに存在感が薄かった筈の部屋にいる方は今も絶賛同居中です。


[ 2013/02/24 18:47 ] 不思議な話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

以前、一度だけどうにも奇妙な体験をしたことがある
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[ 2013/02/23 16:13 ] 怖い話 | CM(3)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?309
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1360338180/


744 :1/6:2013/02/22(金) 21:36:45.29 ID:UqHBPBbG0
以前、一度だけどうにも奇妙な体験をしたことがある。

金縛りというものは多くの人が経験してると思うが
あれは脳の錯覚で、本当は寝ているだけなのに、起きていると脳が勘違いをしてしまうために
起こる現象なのだと一般的には言われていて、俺も全くそうだと思う。

じゃあ、金縛りが起きた時、実際にその様子を他者的視点から見たらどう見えるのか。
俺はそのことに興味がわき、実際に自分の寝姿をビデオに撮ることにした。
寝る前にカメラをセットし、寝てる間に金縛りに遭ったと思ったら、朝起きてビデオを確認するという段取りだが
そう都合よく金縛りに遭遇することもなく、始めてから2ヶ月くらいは空振りの日々が続いた。

ある日の夜、ついにそのときが訪れた。
その日は特に疲れたということもなく、今日も空振りだなと特に期待せず眠りについたのだが
眠ってから、感覚的に4時間くらい経って(自分の中では夜中の3時くらい)に
金縛り直前特有の嫌な感覚が襲ってきて、直後に意識が覚醒したと思うと同時に体が硬直。
ついに来たか!という興奮と、冷静になろうとする感情が入り乱れる。

今回の目的は、金縛りになることもそうだが、この状態をいかに長く持続させるかが重要だ。
長時間金縛り状態を保たないと、ビデオを見たときにどこがそれだったのかわからない可能性が高いからだ。
俺はリラックスしすぎないように手や体を動かそうとしながら「やはり動かないな」などと
妙に冷静な状態を保つことができ、金縛りになってから5分くらいは経った感覚があった。


745 :2/6:2013/02/22(金) 21:37:18.06 ID:UqHBPBbG0
この状態を保つのにも疲れてきて、もうそろそろいいだろうということで、最後の仕上げにかかった。
今回、金縛りに遭うことのほかに、自分の中である計画があった。

金縛り中に思いっきり叫んでみたらどうなるか、だ。

金縛りの最中、思いっきり叫ぶその様子を外から見たらどう見えるのか。
本当に叫んでるのか。それとも叫んだと思っただけで実際には叫んでないのか。
それが知りたかったので俺は金縛りの最後に全身全霊を振り絞って
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」と叫んでみた。確かに自分では叫べたと思った。
叫んだと同時に力を使い果たし、意識が遠のいて、気がついたら朝になっていた。

その日、妙に体がだるい。
あれだけ気力を振り絞ったのだから当然だともいえるが、本当なら
撮った映像をすぐにでも見たいところだが、とりあえず仕事に出かけ
帰ってきてからビデオを見ることにした。

仕事から帰宅し、いよいよ昨日撮ったビデオを見る。
楽しみだが、まあ恐らくただ自分が寝てる姿が映し出されているだけだろう。
叫んだところがどう映ってるのかが気になるところだ。

カメラをPCに繋ぎ、ファイルを確認する。
ここでちょっとおかしなことに気づいた。


746 :3/6:2013/02/22(金) 21:37:53.50 ID:UqHBPBbG0
通常、保存された動画は「通し番号.拡張子」となる。
フォルダ内には、数日前から消さずに撮りためた動画ファイル数個と
昨日撮った動画ファイルだけがあるはずだったが、フォルダ内には
「ssggggg34333333333333」「B9めn項sSもp懺れ履水」のようなメチャメチャな名前のファイルが
30個くらいあった。拡張子もない。ダブルクリックしても当然開けない。
ファイルサイズはそれぞれ3KB~550MBくらいまであったが、ためしに動画と同じ拡張子を
つけてダブルクリックしてみても、再生されない。

仕方なく、ちゃんと「通し番号.拡張子」となってるファイルを開くことにした。
通し番号が一番新しいものが昨日撮った映像だろう。更新日時も今朝になっている。

再生が始まり、部屋が映し出される。
角度的には、ベッドで寝てる俺の足元の斜め上から俯瞰で撮っている形だ。
画面の下が一番手前になり、俺の足側、
画面の上が一番奥になり俺の頭側ということになる。
しばらくは何事も起こらなさそうなので早送りをする。ここであれっ、と思った。

この動画の総時間が画面の右下に表示されているのだが、4時間ちょっとしかない。
寝た時間から考えると、7時間くらいあるはずなのだが、妙に短いのだ。


747 :4/6:2013/02/22(金) 21:38:26.60 ID:UqHBPBbG0
ずっと早送りを続ける。
その間、ベッドで寝ている俺は時折寝返りを打ったり微妙に動いているだけで
何の変化もない。動画の4分の3過ぎたあたり、つまり開始から3時間経ったあたりまで
早送りしたが何の変化もない。しかし、昨日の感覚的に、このあたりで金縛りにあったんじゃないかと
予想を立てて、この辺りから通常再生にする。

動画開始から3時間半を過ぎたあたりで、異常が起こった。
先程来と変わらぬ寝返りをうとうとした俺が、寝返りを打つちょうど真ん中あたりで画面が固まった。
具体的に言うと、右手が空中に浮いた状態で画面がそのままになってしまった。

あれ?と思って画面をよく見ると、再生自体は続いている。
経過時間を表す数字も、変わらず進み続けている。画面の中の俺だけが
不自然に腕を空中に静止させたまま、一時停止のように動かないのだ。
もしかしてこれが金縛りなのか?あまりの予想してなかった展開に心臓がバクバクしている。

金縛りとは脳の錯覚ではなかったのか?
実際に体が硬直するものだとは思いもしなかったので、どう捉えていいのかわからないまま
動画は再生を続ける。硬直してから3分、画面は変わらないままだ。

と思ったが、何かおかしい。
この違和感はなんなのか?と疑問に感じているうち、はっと気がついた。
寝てる俺の足元の布団の中から、何か黒いものが出てきている。


748 :5/6:2013/02/22(金) 21:38:59.30 ID:UqHBPBbG0
あまりにゆっくりとした動きのため気づかなかったのだが
明らかに俺の体じゃないものが俺の足元からなんか出てきている。
やがて、何か出てきているそれは黒い部分のほかに白い部分も見え始めた。
どうやら髪の毛と額のようだ。

人の顔。
人の顔が、俺の足元の布団から逆さまにゆっくりと出てきている。
それに気づいた瞬間、俺は心臓が飛び出そうになった。

もう動画を見るのをやめよう。
そう思ったが、なぜか動画を見るのをやめられない。
手がガタガタ震えているのに、なぜか動画を見ることをやめてはいけないかのように
停止ボタンをクリックすることが出来ない。体の自由が利かない。
起きながらにして金縛りに遭っているかのように。

ついにその「顔」は、半分近く布団からせり出し、目が完全に見えている。
その両目はまったく生気がないが、カメラ越しにこっちを見てるように見える。
そのうち、映像から「ミュンミュンミュン」という金属(ばね?)的な音や「ピシ」「バシ」
という破裂音も聞こえ始めた。
このまま見続けたらやばい、あの顔が全部出てしまったらやばいと直感でそう感じる。


749 :6/6:2013/02/22(金) 21:39:29.74 ID:UqHBPBbG0
やめてくれ、もう見たくない、やめてくれ!
心の中で叫び続ける。動画の再生時間はもうまもなく終わりに近づいている。
頼む!このまま全てが見える前に動画が終わってくれ!と念じた次の瞬間
信じられないものが画面に映った。画面の端からぬっと現れた人影が
ビデオのスイッチを押して録画を停止させたのだ。

しかし、その画面に映った、録画を停止させた人物は、他ならぬ俺だった。
画面に現れた俺は、無表情のままカメラに手を伸ばし、スイッチを押した。

それを見た俺はもはや恐怖と混乱が頂点に達し、
そのまま気を失ってしまった。

気づいたら、PCデスクに突っ伏したまま朝を迎えていたが
モニタ上のフォルダには動画ファイルと謎のファイルがそのまま残っている。
夢ではなかったのだ。

正直、そのファイルを再生する気には2度となれず、動画を消去した上に
カメラもその後処分してしまったのだが、その日は気分が悪く会社も休んでしまった。

あの時俺が見たものは一体なんだったのか。
録画を停止させたのは、まぎれもなく俺だったが、そんな記憶はないし
だとしたら布団で寝てたのは一体誰だったというのか。
そしてあの顔は。

あれ以来俺は一度も金縛りに遭ってない。


[ 2013/02/23 16:13 ] 怖い話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

工場に宿直した時、確かに来た“何か”
このエントリーをはてなブックマークに追加 

[ 2013/02/17 00:11 ] 怖い話 | CM(3)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?309
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1360338180/


124 :本当にあった怖い名無し:2013/02/11(月) 01:49:50.02 ID:oajwkopY0
酔った勢いでダラダラと半年前の事書くわ
どう取って貰っても構わないけど実話な。

俺は東北の港近くで工場勤めしてた。
県名は書かないけど、震災の被災者で、津波が来た、とだけ言っとく。
でも工場は、奇跡的に10~15cm水没しただけだったんだよね。
だから1,2ヶ月で平常運転出来たのよ。
で、この話は俺が7月位に宿直した時の話。

ウチの工場は夜勤とか早出が少なくて、この時も20時になると宿直する
俺以外は工場に誰も居なくなってたんだ。

そこからアニメ見て飯食って、シャワー浴びて、
事務所でまたアニメ見てたんだわ。


125 :本当にあった怖い名無し:2013/02/11(月) 02:02:46.20 ID:oajwkopY0
事務所にあるモニターから、監視カメラの映像が見えるんだよね。
って言っても
1:工場の門の前 2:門近くの駐車場 3:正面玄関近くの駐車場
4:正面玄関 5:工場1 6:工場2 7:工場3
の計7つしか無いんだけど。

アニメ見てて、ふっとモニターを見てみると1番のモニターが砂嵐になってんだわ
そこで宿直日誌に、誰かが
「夜になると1番モニターが砂嵐になってる事があります」
って書いてたの思い出したんだわ。


126 :124,125:2013/02/11(月) 02:07:37.28 ID:oajwkopY0
「なんだ、故障か」と思ってスルーしてたんだが・・・
数分後、またチラっと見ると今度は2番のモニターが砂嵐になってた。
けど1番のモニターは砂嵐が収まってんだわ。
俺は「今度は2番が故障か?」位にしか思ってなかったんだ。

でも次見た時、今度は3番のモニターが砂嵐。1、2番モニターは正常。
ここまで来ると段々不安になってきた。

ウチの工場って、正面玄関入ってすぐの所に事務所があるんだよね。
だからもし、4番モニターが砂嵐になったら・・・って想像してビビッてた。


128 :124,125,126:2013/02/11(月) 02:19:20.37 ID:oajwkopY0
でも案の定って奴で、遂に4番モニターが砂嵐になっちまった。
すると玄関の方からピチャ・・・ピチャ・・・って水音?っていうか水を引き摺る
みたいな音が聞こえて来るのよ。

俺もうパニックになって机に突っ伏して硬く目を閉じたんだわ
でも事務所のドアが「キィ」って音立てて開いた
そこで耳も塞ぐんだけど何かがピチャピチャ水音立てながら
這いずるような音が暫く聞こえてた


129 :124,125,126,128:2013/02/11(月) 02:23:44.00 ID:oajwkopY0
そのまま気が付くと寝てたんだわ
朝起きて気のせいか、と思ってたら
玄関から事務所まで水びたしだったんだよね。

文章にするとあんま怖くないな。
文法も滅茶苦茶かもしれん。駄文スマン。


134 :本当にあった怖い名無し:2013/02/11(月) 09:32:25.36 ID:Sk8fL+uG0
>>129
こええ
何だったんだろ?
他にも経験した人いるのかな


135 :本当にあった怖い名無し:2013/02/11(月) 09:44:17.45 ID:3I6QagazO
>>129
怖いよ。
職場なだけに近づかない訳にはいかないのが尚更、怖い。

>玄関の方からピチャ・・・ピチャ・・・って水音?っていうか水を引き摺るみたいな音
>事務所のドアが「キィ」って音立てて開いた
>ピチャピチャ水音立てながら這いずるような音
>玄関から事務所まで水びたしだったんだ


文章を読むと>>129さんは直接、霊的な者(物?)を見てない訳ですが、
同僚の悪戯の可能性はあらませんか?


200 :124,125,126,128:2013/02/11(月) 22:23:51.07 ID:y5vj2rw80
>>135
凄い亀レスだけど 現在宿直はやってないのでそんな怖くはないです。
ああいう体験も俺以外してない・・・と思う。
実は俺も半信半疑なので聞いてないけど。

人為的・・・の可能性は凄く低いはず。というのも
正面玄関は前述の通り開かないから社員用玄関からしか、人は入れないのだけど
社員用玄関を開けると凄く大きな音がするんだよね。
だからだれか来たなら絶対気づくはず。
工場とかの鍵は施錠確認したし・・・


202:124,125,126,128: 2013/02/11(月) 22:31:11.80 ID:y5vj2rw80
追記
>正面玄関は前述の通り開かないから
前述してなかったwww

正面玄関はドアが二つ付いてて、外側に手動のドア
内側に自動ドアが付いてるんだけど 、自動ドア部分が内鍵だけになってる。
だから内側からしか開けられないんだ。
因みにこの玄関も、全ての窓も施錠確認済み。

宿直する理由が、治安が悪かったからってのもあるから
念入りに確認してたんだよね。


204:本当にあった怖い名無し: 2013/02/11(月) 22:42:24.91 ID:3I6QagazO
>>200
お久しぶりですw

そうですか…やはり“何か”が来たんでしょうねgkbr

とりま宿直が無くなって良かったですw
もし万が一、宿直を頼まれる様な事があったら全力で断りましょうw



[ 2013/02/17 00:11 ] 怖い話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加
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