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|д゚)オカルト中毒

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「この会社の人間おかしい奴多すぎ」
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[ 2013/04/29 16:06 ] 不思議な話 | CM(3)
ほんのりと怖い話スレ その93
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1363629968/


846 :本当にあった怖い名無し:2013/04/28(日) 11:55:57.89 ID:JrtdP9uB0
新人研修が終わった俺が初めて配属されたのは、関東の某県の営業所だった。
文京都市なんて言われて、古くからそこに住むマダムは駅前の老舗デパートで全て買い物を済ませるのがステータス、そんな地域だった。
配属されて三日も経たないうちに俺は思った。「この会社の人間おかしい奴多すぎ」。
初めて会社に入った、ついこの間まで学生だった人間の目だからというのを通り越しおかしい奴がおおかった。
ギスギスしていて、特にパートのおばちゃんは人格障害レベルだった。ちょっと獣じみていた。

まともなのは、たまにしか来ない顧問とか偉いおじちゃんだけだった。
ブラックに入ったか?と思ったけど、俺の彼女(霊感少しあり)に話したら
「それ、オカルト的なものだと思う」とぼそっと、俺の視線に気がつき「ま、異動の話とかあるといいね」と取り繕った笑顔。
余計怖くなった。


847 :本当にあった怖い名無し:2013/04/28(日) 12:00:53.45 ID:JrtdP9uB0
おかしいなと思ったことを書くと他の営業所は、夜中まで残業するのにうちの営業所は何故か残業はしても8時までという暗黙のルールというか
営業所独自ルールがあった。ちょっとおかしい。
しかも会社の中でも大きなお客を多数抱えている営業所だから、8時でなんか終わりっこない。
じゃあどうするか。人数を増やすんだ。予算青天井で。うちの営業所だけ。
だから、他の営業所の人達からは「なんであそこの営業所だけ」と不満が出まくる。
事務のおばちゃんたちも同じで「なんでこんな量をこの人数で」というスケールだった。


848 :本当にあった怖い名無し:2013/04/28(日) 12:22:33.82 ID:JrtdP9uB0
実際、8時まで残る人は皆無と言ってよかった。
「何で残っちゃいけないんですか?」ケチな会社だと思いながら先輩に聞いたら、真面目な顔で「出るから」と言われた。
「冗談言わないでくださいよ」と笑って煙に巻いたけど、所長も事務のおばちゃんたちも先輩達も見たり聞いたりあまりに証言が出すぎたため営業所の8時ルールができたらしい。

証言をまとめると
・8時すぎに残っていると便所スリッパのような固い素材を履いた何者かが「パンパンパン」と音を鳴らしながら階段をすごいスピードで昇降する
・やはり8時過ぎに残っていると白い人影が階段をふらついている
・8時過ぎに残っていると男の人声(1人)が話しかけてくる
というものらしい。


849 :本当にあった怖い名無し:2013/04/28(日) 12:26:23.31 ID:JrtdP9uB0
信じてなかったけれど、他所の営業所のお姉さんと飲み会のとき全く関係のない雑談をしていたら
「あそこの建物と営業所私が入社してから既に2人原因不明の自殺があったんだよね」と。
返事をできずにいたら「一人目を見つけた別の部署のおじさんも、それがショックだったのかなぁ。陽気な人だったのに
元気なくなっちゃって自殺しちゃった。私の入社前にも何人かいるんだよね。
人数多いから仕事少ないのになんなんだろうね」って。


850 :本当にあった怖い名無し:2013/04/28(日) 12:27:44.47 ID:JrtdP9uB0
他所の営業所のお姉さんの話を俺の彼女にしたら、「その自殺した人達は、違うものに引っ張られただけ。
俺君も長くいちゃダメだよ。その営業所」って言うんだよね。

彼女に言わせると営業所のおばちゃん達がギスギスしたりおかしいのも、そういう影響だって。
なんか俺、怖くなってさ、「異動できますように」って暇があれば神社にお参りしてた。
で、願い叶って異動できて今は違う場所の営業所なんだけど、俺が入社した頃のメンバーはやっぱりいろいろと問題を
起こして事務のおばちゃん一人を残して総チェンジになった。

お札なんか貼ってたけど効果はなかったらしい。
なんでそんな場所に営業所をって思われるかもしれないけど、子会社が不動産関係やっててそのビルを
借りてるんだよね。子会社に利益をあげるために犠牲がでてる感じ。

関係あるのかわからないけど、駅前の某老舗デパートにも出るらしく(ここは新宿の本店も投げ込み寺に近くて
出るって有名)お札いっぱいだって勤めてた友達が言ってた。
土地的に何かあるのかわからないけど、俺は怖いって思ったよ。

おわり



[ 2013/04/29 16:06 ] 不思議な話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

知り合いから聞いた、もう30年ぐらい前の話
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[ 2013/04/27 15:42 ] 怖い話 | CM(1)
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part68∧∧
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1364289681/


843 :本当にあった怖い名無し:2013/04/23(火) 15:18:44.49 ID:qk1lxMhn0
知り合いから聞いた、もう30年ぐらい前の話。

割と出ると噂の山道に、数人でドライブに行ったそうだ。
当時は、カーステなどもまだまだ高く、MYBESTを吹き込んだテープなる痛いものを
作って、自動車内でラジカセで流していたそうだ。
山道は、離合も出来ないぐらい狭いが、対向車が来なかった為、気持ちよくドライブ
していたら、後部席に座っていたやつがいきなり頭を抱えて震えている。
どうしたんだと聞いたら、こんな事を云ったそうだ。
「森の中に赤い服が見えた。こんな時間にと思ってよく見たら、小学生ぐらいの身長
の女性が宙に浮いている。そして、ぎょろっとした目でこちらを見ている。一瞬視線が
合って、それからずっと見られている気がして・・・」
「おいおい、お前以外誰も何も感じていないぞ、見間違いじゃないのか?」
「いや、見間違いじゃない。一緒に何度も出るって場所行ってきたが、これほど怖か
ったのは今回が初めて。ずっとこちらを見ているんだぜ。体は浮いたまま、視線だけがな。」

それじゃ、その辺りに戻ろうという話になった。後部座席のやつは、反対したが運転者が
その気になったので仕方ない。ゆっくりと引き返したが、どこにも人間は見えない。
この辺りだという場所を徐行しても、真っ暗な森が広がっているだけで、何も無い。
「残念、○○(後部座席の人)以外は何も見えなかったな。」なんて言っていると、
いきなりラジカセから女性の声が聞こえてきたそうだ。

「お か え り な さ い」

みんな、必死になって逃げかえり、ラジカセを確認したら、どこにもそんな音は入って無かった
そうだ。



[ 2013/04/27 15:42 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

11年前のこと。当時、林が点在するド田舎に住んでいた
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[ 2013/04/26 17:25 ] 不思議な話 | CM(2)
ほんのりと怖い話スレ その93
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1363629968/


754 :本当にあった怖い名無し:2013/04/24(水) 23:40:40.79 ID:MmKWmLqI0
11年前のこと。当時、林が点在するド田舎に住んでいた。

秋のある日、隣に住むお年寄り(以下、Kさん)に「最近、変な音がせんか」と聞かれた。
それはニワトリの鳴き声を低くしたような音で、どこからともなく聞こえてくるらしい。
俺はそんな音は聞いていなかったし、どうせどこかのニワトリだと思っていた。

ところが、それから3週間くらい経った日の夕方に「ボワーン」という音を聞いた。
どこから発せられているのかわからない音で、気になってすぐにKさんの所に行ったら例の音とのこと。
音が続いた時間は4秒くらいだけど、明らかにニワトリとは違う。バイクや列車の音とも違う。

同じころ、付近で不審者の目撃情報が多発しているという噂が広まって注意が呼びかけられていた。
街灯もほとんどないし林が多いから夜はそれなりの雰囲気があるけど、それまで不審者情報は耳にしたことはなかった。
不審者と言っても直接害を与えるようなことはなく、林の周りをウロウロしていたりするだけらしい。
ただ、その姿が異様で、砂時計のガラス部分から長い脚が生えたような姿でシルエットしかわからないとか。
俺は夜道を歩くときには林をできるだけ避け、何かあったときに映像に残せるようビデオカメラを持参するようにした。


755 :本当にあった怖い名無し:2013/04/24(水) 23:42:04.19 ID:MmKWmLqI0
数日後の薄明時、ついに異様なものを目にした。150~200m先の林の横を通る細い道に変な影が現れた。
確かに人間のようだけど、一つの塊のように見える。影が小屋の前を横切ったとき、それが巨大なことに気がついた。
その道を何度も通ったことがあるけど、小屋の高さは目測で220cmくらい。影はこの2倍弱ある。
ビデオカメラを持っていたことを思い出し、撮影することにしたけど、ちょうど影の反対側から犬の散歩をしている人が
歩いてきた。ところが、その人には何も見えていないようで、そのまま側を通っていった。
影は道を横切り、それから2~3秒で空間に溶け込むように消えた。
当然、俺は急に怖くなって走って帰宅した。

ビデオの映像を確認すると、灰色の影の周りには霞のようなものが纏わりついていて、長い脚のような部分がうっすら見えた。
小屋の前を横切る時、影が回転したのか、腰の括れのような細い部分が露になった。括れの高さは小屋の天井とほぼ同じ。
やっぱり全体の高さは小屋の1.7倍はある。
撮っているときには気づかなかったけど、影の近くに周りより黒く見える空間が出現して、その部分だけノイズのようなものが入っていた。
直後、影にも黄色い斑点のようなノイズが走って影も変な空間も消えてしまった。消える瞬間にはあの謎の音も録音されていた。
見てはいけないものを見てしまった気がして背筋が凍りつき、テープは誰にも見せずにすぐ処分した。


756 :本当にあった怖い名無し:2013/04/24(水) 23:44:51.68 ID:MmKWmLqI0
後でKさんにこのことを話すと、この影はKさんが子供のころに付近一帯で「ツキハリガシラ(突梁頭?)」と呼ばれていた屋根ほどの背丈の悪霊で、
暗闇で黒いシルエットとして見た人はたくさんいるけど、はっきりした姿はわからず、薄明時に姿を現すのは珍しいという。
ただ、悪霊扱いされているけど特に悪いことは起こらず、一帯ではツキハリガシラが現れた年に逆に良いことが起こっていて、
Kさんはツキハリガシラを悪霊ではなくて厄から土地を守る神様だと言っていた。
Kさんの父親は「あれは蚊柱だ」とはぐらかしていたらしい。

翌年、林が切り開かれて家が数軒建ち、影の目撃談もなくなった。別の空間に帰ったのかもしれない。



[ 2013/04/26 17:25 ] 不思議な話 | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

俺は三年前ここで死んだ……。
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[ 2013/04/23 23:38 ] 心霊いい話 | CM(7)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?311
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1364400145/


437 :ももか:2013/04/23(火) 12:51:24.86 ID:LI1rrw8z0
小高い峠の県道の木々には初々しく淡い新緑の気配を漂わせている。
俺は三年前ここで死んだ……。
最後に見たのは迫る二つの光芒。気がつくと血に染まる壊れた俺を見下ろしていた。
九月のうだる残暑が厳しい秋のはしりの事である。

一年、二年、三年……と、時は流れ、それにつれ自身の意識の中でも
事故の記憶は悪夢の一コマのように少しずつ現実感を失っていく。

「いい加減にあちら側に行ったらどうだ?」
ふいに背後から声をかけられる。
振りかえるとスカジャンを来た茶髪の男が苛立たしそうに
タバコをふかしていた。

「死神か……」
「何が心残りで現世に留まり続けるんだよ?」
「わからない……」
「つーか、このままじゃあ、いずれ現世に留まる意味も忘れ亡霊としてさ迷うぞ」
「ほっといてくれ」
「あーもう俺知らねー」

死神は面倒くさそうに含むような声で言う。
死神に言った事は本当だ、わからないのだ。
心にひっかかる何か、音のない言葉、すぐに思い出しそうなのに
思い出せないもどかしさ。
現世への執着か未練か、それとも別の何かがベールとなって思考回路を覆う。


438 :ももか:2013/04/23(火) 12:53:09.61 ID:LI1rrw8z0
「ん?なんだあの女……。」
死神が峠の麓にあるバスの停留所を眺めながら呟く
花束を持った女が峠を登って来る。見覚えのある女だ。

「ヒロコ……」
「なんだ知り合いか?」
「いつも俺におせっかいばかり焼く、うっとしい女だ」

峠を登ってきたヒロコの頬は、薄っすらと朱に染まっていた。
手に持っていた花束を地面に置き手を合せる。
ヒロコの形のいい鼻の稜線から薄い唇、整った横顔を俺は黙って見つめた。
元気そうなヒロコの顔に何故だが安堵感をおぼえる。
ヒロコがふいに口を切った。

「ずっと、ここに来るのが怖かった……。トシが死んだなんて思いたくなった。
父さんも母さんもトシも大切な人は、すぐに私から去ってしまう……。」
「ヒロコ……。」

俺は言い知れぬ感情が氷解し意識の奥底から這い上がってくる何かを抑える。
心をしめつけられる理解し難い反動が襲う。

「私生きるよ。好きでもない女があっちへ押しかけて来たらトシも迷惑だもんね。
きっちり区切りをつけに来たの、もう振り返らないよ。」


439 :ももか:2013/04/23(火) 12:53:57.04 ID:LI1rrw8z0
ヒロコと俺は施設で育ったヒロコは両親が事故で亡くなり6歳の時に施設へやって来た。
生まれてすぐ親に捨てられた天涯孤独な俺は毎日泣いているヒロコに
「親なんて死んだ方が清々する」と突っ張った。

それ以来何故かヒロコは俺の後ろばかりついてきては口出しをした。
俺はそんなヒロコを煙たがり突き放した態度で接してきた。

だが俺の心にあるモノが何なのか、やっと今理解したのかもしれない
いつの間にかヒロコは俺にとって特別な存在になっていた。
そして自分が死ぬ瞬間、頭に浮かんだのはヒロコ……。
人から与えられた事も与える術も知らない未熟で不器用な切ない想い。
それが何なのか誰からも教わらないで俺は育った。


心地よい柔らかな風に包まれヒロコは健気に峠の坂を下りてゆく
「おい死神、あちら側に行くよ。」
「へぇ どういう心変わりだい?」
「いつまでも、ここにいたら口うるさいヒロコが戻ってくるからな。」
「そっか……。」

死神は感得な笑みを浮かべタバコを踏み消す。
気がつけば峠の向こうの斜面には赤みを帯びた、あざやかなツツジが
薫風に咲き乱れている。

「ヒロコが愛した花だ……。」

と、俺は呟いた。



[ 2013/04/23 23:38 ] 心霊いい話 | CM(7) このエントリーをはてなブックマークに追加

父親「少しの間、この娘を見ててくれませんか?」
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[ 2013/04/20 19:47 ] 怖い話 | CM(4)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?311
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1364400145/


166 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 22:12:24.89 ID:i4bKO5+t0
前に友達に聞いた話。

そいつはバイクが好きで、週末は山道を走ってるんだけど。
ちょいと広めの道路に出たんで、脇に止めてタバコすって景色をながめて休憩。
アスファルトに座り込んで、携帯灰皿にポンポンしてると、軽のワゴンが自分の前で
止まり、車から降りてきた壮年の親父が「すみません、ちょっといいですか?」と
言って来た。

友達は「?」ってなってたが、その親父は「少し急用で行かなければいけないところが
あるんですが、その間。この娘を見ててくれませんか?何、1時間もかからないんで」

親父がつれてた娘は、すこし障害のあるらしく、それらしい顔つきをしていて笑っていた。
年齢はよくわからない。友達曰く、ああいう人って10代中盤なのか、20代後半なのかよくわからん。
少女といえばそう見えなくもないし。30代といわれればそう見えるとのこと。

さらに友達は「はぁ?」ってなったが、かまわず親父は「大丈夫です。こう見えて子供じゃない
ですから。じゃ」といって親父はワゴンにのってどこかへ行ってしまった。

ポカンとする友達とその娘が残されたワケだ。


167 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 22:14:36.28 ID:i4bKO5+t0
友達は(まぁ1時間くらいならいいか。戻ってこなきゃ、ここにおいていけばいいし)と、思った。

友「このあたりに住んでいるの?」
娘「うん、少し離れたところー」
友「そうなの。お父さん急いでたけど何かあったの?」
娘「わかんないー」

間をつなぐ為に、話そうとしたけど、うまくいかなかったんで、手持ちのスマホをみせてみたら
興味をしめしたんで、ゲームを遊ばせることにした友達。
障害のある娘にも、簡単に遊べそうなインベーダーを触らせた。その内ゲームオーバーになったが
コンティニューの方法が分からなかったみたいで、手を伸ばしてタッチしようとした。

すると娘は、その手をとって自分の股間にもってこようとした。
友達は「っ!!??」ってビックリして手を引っ込めた。
娘は「気持ちいい事。気持ちいい事ー」と言ってスマホを置き、いわゆる自慰行為を始めた。
友達が目が点になってると、その娘は下着を下ろして足を広げて、局部を見せ付けてきた。

ここで、俺が「ラッキーじゃん。ラッキースケベじゃん」と言ったら、
「お前なぁ、いくらなんでもラッキーじゃ片付けられねぇよ。シチュエーションが異常すぎんだろ。
それに、その娘、芸能人で言うと、ほっしゃんと同じ顔だぞ?ムラムラしねぇよ」
そう言われて、少々心がしぼみつつも、大人しく話を聞くことにした。

娘の局部はすでに濡れていてて、娘が指を動かすとグシャグシャと音を立てた。
思考停止状態の友達に、娘が寄り添ってきた。
娘「あっち。あっちなら道路から見えない」
娘が指をさす方向に、物置があり、その裏側の暗がりがあった。
ここで友達は初めて、この娘に誘われていることを悟った。


168 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 22:18:49.46 ID:i4bKO5+t0
友達(ああ、そういう事か。障害をもつ人の性欲を解消するために俺は選ばれたのか…。
    親父さんの「こうみえても子供じゃないんで」ってそういう意味か…。)

友達はすごく悩んだ。障害者を持つ家庭が、性欲をどう解消するかすごく苦労しているのを
知ってたから。しかし、友達はどうしても抱けなくて、拒絶することにしたそうだ。
友達は、女性がそういうことを言ってはいけない。淑女でなくてはダメだよ。などと、ごたくを
ならべてその娘をひきはがしたそうだ。

俺「抱けよ!!!」
友達「ほっしゃんだぞ…」
俺「ああ、ゴメン。続けて」

娘はあきらめたのか、スマホでゲームを続けた。友達は、ほっとして景色を楽しみながら
タバコに火をつけた。…すると、向かいの山の中腹にキラっと光るなにかを見つけた。
友達の視力はいい。事務職とは思えない1.5~2.0の視力だ。
そこには、デジカメをかまえた中年の女がいた。

友達に戦慄が走る。「あの…あそこにいるのって誰?」と娘に、聞くと
「ああ、あれお母さん」と返答。

瞬時に血が引くと、さっとスマホを娘から取り上げて「ゴメン、いそぐから」と言って
バイクにのって逃げたとのこと。


170 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 22:22:11.98 ID:i4bKO5+t0
俺「…何、その話…。どういうこと?」
友達「だから、あの家族を俺をハメる気だったんだよ。もし俺が、娘を抱いたら、それをネタに
    強姦されたとか言って、賠償金を取るつもりだったんだ。じゃなきゃカメラで撮るかよ」
俺「考えすぎじゃない?そうじゃなくて、キズものにしたから責任とれって娘との結婚をせまる気
  なだけだったんじゃない?可哀想な家族が、娘を結婚させたかったんで苦肉の策を…」
友達「…それだと、悲しいなぁ」

とここまで、黙って聞いてた別の友達が口を挟んだ。

別友「いやいや、そっちのほうがタチが悪いよ。てか、そっちが本命だろうね」

別友曰く、その家族の本当の目的は、嫁として友達の家族に入り込む。その後、強姦の弱みをつかって
一族まるごと支配していくんだとか。それこそ何年も費やして、ヤクザなんかの暴力、金と女の欲望、
アメとムチを使って親戚縁者を少しずつ侵略していく。
土地も財産も全部奪われて、最後は保険かけられて殺されるところだったんじゃね?とケラケラ笑っていった。

俺が、なんでそんなの知ってるの?って聞くと、最近は全国的に多いとのこと。
そういうシノギをやってるコミニュティが日本全国に存在してるって言った。その家族にも、そのコムニュティが
バックにいるだろうとのことだ。

別友「最近、獄中死した角田っていただろ?アレもその系統だわ。まぁアイツは雑魚だよ。あんなハデには
    普通やらねーから。いるんだよね、そういう下衆野郎をバックアップする悪魔みたいな連中が。
   正体?部落系か朝鮮系だな。共産とか社民の議員のケツ持ちでな。もうアイツら、本当にタチ悪いわ」

俺と友達が、顔真っ青になってるけど、ほんと抱かなくてラッキーだったなwwwとケラケラ笑う別友。
小さい市役所に勤務のくせに、なんでそんな事知ってるんだろう…。


176 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 23:40:53.37 ID:xGvSqE3nP
後味が悪いねこれ


172 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 22:32:31.44 ID:Z355aQBN0
もしそうなら美人使った方が確率良いだろう…


177 :本当にあった怖い名無し:2013/04/01(月) 23:43:36.80 ID:B6WmJJe6T
美人だったら誰でも食いつくから逆に尻尾が出やすいんだろ
障害者に哀れみを感じて抱くようなお人好しだからこそ脅迫しやすい


179 :本当にあった怖い名無し:2013/04/02(火) 00:18:58.68 ID:0Nxwe80i0
こわ


180 :本当にあった怖い名無し:2013/04/02(火) 00:19:10.25 ID:zEGAX+jLP
怖いお
池沼使って美人局ハニトラなんて洒落怖



[ 2013/04/20 19:47 ] 怖い話 | CM(4) このエントリーをはてなブックマークに追加

15年ほど前に体験した不思議な話
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[ 2013/04/11 18:51 ] 不思議な話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?304
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1348888166/


510:本当にあった怖い名無し:2012/10/11(木) 10:55:26.48 ID:hJGb3bUk0
どこに書き込んでいいのか分からなかったけど、ここに書かせてもらいます。

15年ほど前の話。
中三の夏休み友達二人(AとB)と毎日のように遊んでいた。
部活も引退していたし、受験はあったけど、「なんとかなるわw」ってタイプの三人だったんで勉強もしなかった。
だから暇持て余していたんだ。

うちの近所には中くらいの規模の神社があって、そこには御神木がある。
そこは夏でも涼しくて気持ちがいいのでよく行っていた。
その日もいつもみたいに「涼みに行くか」とジュースを買って行った。
御神木の下に着いてしゃがもうとすると、何かが木にぶら下がっているのに気づいた。
それは首吊りしている人間だった。
「うわーーー!」と俺たちは一目散に神社から飛び出た。
「警察に行った方がいいんじゃ...」ともなったが、面倒に巻き込まれたくなかった俺らは、見て見ぬ振りをした。
しかしそれから数日経っても、首吊り死体発見!とのニュースはなかった。
地元で死体など見つかったら大ニュースになるはずなのに...
合点はいかなかったが、俺らは「見間違いだった」と思い込むようにした。
それから当分神社は怖くて行けなくなってしまった。


511:本当にあった怖い名無し:2012/10/11(木) 10:56:37.95 ID:hJGb3bUk0
またそれから二ヶ月ほどして、その話題も忘れていた頃。
Aが足を怪我をした。遊びでサッカーしてて骨折したらしい。
Bと見舞いに行くと思いの外元気で、俺らが病室に入るなり
「屋上行こうぜ!」と言い出した。
個室でもなかったし中坊が大声で喋ってたら同室者に迷惑だろうと思ったんだろう。
屋上に着いて暫く喋っていると、ふと違和感がした。
何か得体のしれないものが柵の向こうからくるような感じ。
二人も気付いたみたいで同じ方向を見ている。と次の瞬間風が吹いた。
今まで風なんか殆ど無かったのに。
「この風に呑まれたらヤバイ!」と直感した俺は屋上の入り口に走った。
友達も同じだったと思う。
風に追いつかれる前になんとか入り口のドアを開け、飛び込んだ。横には息を切らしたBがいる。しかし、Aがいない。
「そうだ。あいつ足怪我して...」
五分ほど経ってもう一度屋上に行くとAの姿はなかった。
「大変なことになった」と思いながらとりあえず病室に戻ると、Aのベッドには見知らぬお爺さんがいた。
「あれ?」と思い、病室のネームを見ると、Aの名前がない。
病室間違えたかと思い、同じフロアを全室確認したがいない。
しかしそれだけじゃなかった。
Aなんて人間自体存在していないことになってた。
Aの家に行くと、Aの母ちゃんはいるけど、Aなんて子はいない。妹も弟もいるのに。(Aの弟が長男ってことになってた)
学校に行っても奴の席はなかった。(写真等にもいない


512:本当にあった怖い名無し:2012/10/11(木) 10:57:40.02 ID:hJGb3bUk0
Aが居たことを覚えているのは俺とBだけ。15年経った今でも不思議でならない。
Bとは「Aはあの風に呑まれて異世界に行ったんだ」と話した。
でも俺もBも「それは違う」とほぼ確信している。
そうじゃないと思いたいけど、Aが異世界に行ったんじゃない。俺らが異世界に来たんじゃないのかと。
何故ならあの時首吊り死体を見た御神木がないから。そこは神社の駐車場になっていた。(御神木は違う場所になっていた)
あの時屋上の入り口の扉を開けた先こそが異世界だったんじゃないか?
じゃあ異世界に元からいた俺らは?(あの時都合よく入れ替わった?)
夏休みに御神木で見た首吊り死体はこの事と関係があるのか?
そもそも屋上に吹いた風はなんだったんだ?
疑問はいくつも残るけど、俺もBも結婚して、こっちの世界で幸せにやってます。

長文失礼しました。


[ 2013/04/11 18:51 ] 不思議な話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

その日は数あるコースの中から、墓地に沿った道を選んだ
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[ 2013/04/07 17:39 ] 不思議な話 | CM(3)
ほんのりと怖い話スレ その93
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1363629968/


413 :本当にあった怖い名無し:2013/04/06(土) 02:28:35.55 ID:RyixD4li0
中学生の頃、家が近いのでいつも学校から一緒に帰る友達がいた。
ちなみに自分女、友達はユキ(仮)といって、幼馴染の女の子。

中学から家までは、大体歩いて三十分ぐらいの距離だった。
帰るには色んなコースがあって、
今日はこっちから帰ろうとかあっちから帰ろうとか、バリエーションを楽しむのが日課だった。
私とユキは部活も一緒で、その日も部活終わりに二人で帰路についていた。

季節は秋で、まだ夕方と呼べる時刻だったはずだけど、辺りは暗くなり始めてた。
日が沈んだ直後の、空気が青い時間帯って言ったら分かるかな。
いわゆる逢魔が刻ってやつ。

その日は数あるコースの中から、墓地に沿った道を選んだ。
別に珍しいことではなく、よく通るコースの一つ。
左手が階段状に、斜面に沿ってずらっと墓石が並んでる。
右手は地元で有名な、某進学高校の長ーい石垣。

いつも通る道だし、木が綺麗にはえてて静かないい所なんだよ。
不気味だとか、互いに少しも思ってなかったと思う。
少なくとも自分はちっとも、墓地だとか意識してなかった。
道は墓地の前を百メートルぐらい通る。
アスファルトで舗装された綺麗な道路を二人で雑談しながらてくてく歩いてたら、
十メートルぐらい向こうの道の真ん中に、黒くて小さい何かがいた。


414 :本当にあった怖い名無し:2013/04/06(土) 02:29:15.30 ID:RyixD4li0
辺りはもう薄暗いし、はっきりとは見えなかったけど、
私は「お、猫がいるー」って言いながら近付いていった。
黒猫だと思ったんだよ。
地面に、ちょうどそれぐらいの大きさで、かすかに動いてて、ふわふわに見えたんだもん。

舌をちっちっと鳴らしながら呼んだのね。
「こっちこーい」とか言いながら、しゃがもうとして腰を曲げた。
そしたら、ユキが急に後ずさりし始めて、
「ねえ、それ、猫?」って言い出した。

「へ? 猫でしょ」
って言いながらすぐ近くまで寄って、覗き込むと、なんと猫じゃなかった。
なんか、毛の塊だったんよね。
説明が難しいんだけど、真ん中部分を中心に、すごい勢いで大量の長い毛が回転してた。
で、回転してる毛の流れそのものも、互いが激しくうねりながら絡み合って、
とにかく凄まじい運動をしてる、毛の塊だったのよ。
それが、ほんのちょっと地面から浮いた状態で、ふらふら動いてたわけ。


415 :本当にあった怖い名無し:2013/04/06(土) 02:33:02.79 ID:RyixD4li0
私が呼んだからかどうなのか、塊はふらふらしながら私のほうに寄ってきた。
私は慌てて、その回転する毛の塊をジャンプして飛び越えた。
ユキは私より一足はやく走り出してて、
私も「何あれ!何あれ!何あれ!?」って叫びながらユキを追いかけて走った。

しばらく行って振り返ると、毛の固まりは相変わらずふらふらしながら、
道の向こうに遠ざかっていってた。
ものすごく動きが遅いからちょっと安心して、
「ねえ、もう一回見に行ってみようよ」
とワクワクしながらユキに言うと、
「やめなよ…もう帰ろう」って、若干引かれながら言われたので諦めた。
結局、回転する毛の塊が何だったのかは分からないまま、十年が経つ。

私は書店員として働き始めていたのだが、ある日、
雑誌コーナーの整頓をしているとき、客が読みかけのまま
その辺にばさっと開いて置きっぱなしにしていった雑誌をふと見て、
思わず「うお!」と叫んでいた。
確かティーン雑誌だったと思うんだが、
夏の妖怪特集だか何だかで、水木しげるがイラストつきで妖怪を紹介するコーナーが載っていて、
そこにいたんだよ。例のあの、回転する毛の塊がイラストで。


416 :本当にあった怖い名無し:2013/04/06(土) 02:34:25.35 ID:RyixD4li0
仕事中なのを忘れて、私は雑誌を取り上げて食い入るように見詰めた。
残念ながら、妖怪の名前は忘れてしまった
(本当に残念。知ってる人がいたら教えてください)
が、水木先生による短い解説文は今でもよく覚えてる。

『墓場に出る、死んだ女の髪が妖怪化したもの。
地面に近い辺りをふわふわと飛んで移動する。
墓場の掃除人などの足元からとりつき、とりついた者の気分を悪くさせたりする』

すごく…地味です…。

その日、帰ってからすぐユキに電話して教えたら、
やっぱり、「地味だなー…」って言ってた。

ユキとは、今でも時々、会うとあの日見た妖怪の話になる。
あれから何度か、一人で夕暮れ時に、あの墓地沿いの道に行ってみたけど、
一度も見れなかった。

妖怪っているんだな、
でもきっと、心が汚れた大人には見れない仕様になってるんだろうな、と思ってますw

以上、をわり。


[ 2013/04/07 17:39 ] 不思議な話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

ある定食屋で出前のアルバイトをしていた時の話
このエントリーをはてなブックマークに追加 

[ 2013/04/05 14:02 ] 怖い話 | CM(8)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?311
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1364400145/


204 :本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:39:53.21 ID:u9dRlFjE0
大学生の頃の話
俺は下宿近くにある定食屋で出前のアルバイトをしていた
まあ本業の片手間の出前サービスって感じで電話応対や√検索、
梱包、配達まで調理以外のをほぼ全てを俺一人でこなすという感じだ
客の大半は俺と同じように大学近くで下宿する学生なので1年もバイトをすれば
寮の名前や位置は勿論、どんな人が住んでるかってのが大体わかってくる

その日もいつも通り数件の配達をこなしてそろそろ上がりっていう時に
店の電話が鳴った。以下はその時の会話

「毎度ありがとうございます、○○(定食屋の名前)です」

「宅配をお願いします」

「ありがとうございます。それではお名前とご住所、お電話番号をお願いいたします」

声の主の返事はなかった
自分の住所を正確に把握していない人は経験上割といたのできっと調べているのだろうと
その時の俺は別段気にすることもなく返事を待つことにした
案の定暫くすると

「A田、○○町△△□□番地、080-~」

という返答があり俺も一安心。その後はいつも通りオーダーをとった
ゼンリンで調べると名前からしていかにもな学生マンションの場所に一致した
商品を荷台に乗せ原付で走って5分程度、農道を少し入ったところにそのマンションはあった
結構大きい建物だったので遠目に見たことは何度かあるが近くに行ったのはその日が初めて
鉄骨4階建てのかなり年季の入った趣、外観だけ見てもボロいことはすぐにわかった
21時を過ぎたそこそこ遅い時間なのに灯り一つついていない
正直家賃1万円でもここには住みたくないというのが俺の感想


205 :本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:40:45.64 ID:u9dRlFjE0
ここで俺は初歩的なミスに気付いた。部屋番号を聞くのを忘れていたのだ。
こういうミスがあった場合は大体俺の携帯から客に直接電話するのだが、突然知らない番号
から、特に携帯電話から掛かってきた電話を取る人間はそういない
若干気落ちしながらもとりあえずメモを片手にコールする
相手が出たのは驚くほど速かった

「もしもs」

「管理人室ですよ」

そのあまりの察しの良さは気味が悪かったがとりあえずお礼を言い、立てつけの悪そうな
戸を開けてエントランスに入った
暗い、遠くの道を走る車の音が聞こえるぐらいの静寂。人の気配が全くしない
引き戸の扉が左右に並ぶ廊下が続く、廊下の蛍光灯は点いていない
スイッチを探す手間よりもさっさと届けて帰りたいという気持ちが強かったのでそのまま
奥に進み管理人室の戸をノックする
ガラガラと戸が開いた、部屋からの光が廊下に漏れる
声のイメージ通りのヒョロっとした風貌の男性が

「遅い時間にすみません」

と迎えてくれた
俺は部屋の灯りとその丁寧な対応に安心してしまい

「暗かったからここまで来るのが凄く怖かったですよ」

なんて冗談交じりの営業トークが出来るぐらいの余裕は取り戻した
その後受け渡しと支払いは滞りなく終わり俺は帰路についた
それから閉店の22時までは店長とダベりながら掃除や片づけをし、今日の売り上げの
清算をするいつもの流れに戻った


206 :本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:41:23.96 ID:u9dRlFjE0
注文を取った伝票を照らし合わせながら電卓で計算していくと2000円以上売り上げが
不足していた
10円やそこらの差額はたまにあり、自分の財布からこっそり足すことはあったが
この差額はあまりにも大きい
横で清算を見ていた店長も

「心当たりは?」

と首をかしげていた
札一枚どこかで落としたなんてことは有り得るが料金があまりにも中途半端なので
今日宅配で回った伝票の額と差額を照らし合わせていく
答えはすぐに出た、あのマンションに宅配にいった時の伝票に書いてあった額だけが
すっぽり抜け落ちていた
恐らく○○学生マンションを訪問して帰るまでにお金をどこかに忘れてきたという
ことを説明すると店長は更に首をかしげながらこう言った

「マンションの名前間違ってるんじゃないか?もう一回ちゃんと調べてみろ」

指示の意図がよくわからずもう一度ゼンリンを開き住所の場所を指すと
店長は奥から持ってきた学生寮の住所や大家さんの電話番号が
記録されてるノートをめくりながら更にウンウンと唸っていた
俺は差額について特に咎められることもなく賄いを食べその日は下宿に帰った
普段は結構口を酸っぱくして指導するタイプの店長がこの日に限ってこんな
なぁなぁな対応だった理由を知るのはその数日後のこと


207 :本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:42:19.32 ID:u9dRlFjE0
次のシフトに入った時、店長から

「もしこの前のA田さんからの注文来たらやんわりな」

というお達しがあった
これは理由を付けてやんわり断れという意味だ
いたずら電話だったり悪質なクレーマーに店がこの措置を取ることは以前から
知っていたがいきなりすぎたので俺も

「何かあったんですか?」

と質問してしまった
店長は「まあちょっと○○(俺)にも気味の悪い話で悪いんだけど」という前置きで
煙草をふかしながら話し始めた
あの学生マンションは5,6年ぐらい前までは店の常連だった人が経営していた
らしく、その繋がりで結構住人にも贔屓にしていたそうだ
しかし、その常連さんが病死してからは管理する人間がいなくなったことで学生寮は閉鎖
まあ学生寮の閉鎖自体はここ数年の流れを見てもそこまで珍しいことではない
というのが店長の談
そんな事情があったからこそ先日そのマンションに宅配に行ったという俺の話を聞き
もしかすると親族の人間が新しく経営し始めたんじゃないかと思い昨日の昼間、
挨拶と下見も兼ねて寮まで行ってきたそうだ


208 :本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:43:49.73 ID:u9dRlFjE0
だが、寮は荒れ果てたままでどう考えても人の住んでいる感じではなかったらしい
やっぱり俺の間違いだったという結論でそのまま帰ろうとしたとき
管理人室から

「どうぞ」

という籠った声が突然聞こえたらしい
かなり驚いたらしく、その場で固まっていたらしいが

「どうぞ」

という声がもう一度聞こえたので恐る恐る戸を開けると中は朽ちかけで
何度か呼んだがその後返事はなかったらしい
店長は寮を飛び出して真昼間にもかかわらず一目散に逃げた
足元を見た店長は気付いたそうだ
先日俺が運んだであろう料理が床にぶちまけられていることに

それ以上は聞きたくなかった
幽霊にしろ何にしろ俺はそのわけのわからない寮でわけのわからないものと
談笑しちまったんだから
俺が控えていた電話番号にも電話したみたいだが繋がらなかったらしい
勿論俺は発信履歴を削除した


209 :本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:44:21.23 ID:u9dRlFjE0
数か月後俺は店を辞めた
1年半勤めたのでそろそろ環境を変えてみたいというのは建前
仕事をしているとどうしてもあの時のことが脳裏をよぎった

辞めることを決定付けたのはその出来事から1ヶ月と少し経った頃
再び例のA田から電話があった
俺はわざと店長に聞こえるように「A田様ですね?」と声が震えるのを必死に
抑えながら復唱し、それを察した店長が「替われ」とジェスチャー
出前のサービスは暫く見合わせてると嘘をついていた
電話を切る間際、店長の顔が明らかに動揺しているのがわかった
店長が俺を見て一言

「今から店に来るみたい」

もう限界だった
その日、結局A田を名乗るものは来なかった

俺は都市部に住居を移したしバイトを辞めたしで店と疎遠になり
それ以降のことは知らない

おわり



[ 2013/04/05 14:02 ] 怖い話 | CM(8) このエントリーをはてなブックマークに追加
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