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実家の近くの山に寺なんだか神社なんだか覚えてないんだけど朽ちたのがあった
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[ 2014/03/11 15:11 ] 不思議な話 | CM(1)
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part72∧∧
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1387078371/


922 :本当にあった怖い名無し:2014/03/11(火) 14:15:32.44 ID:T9DJC5qf0
もう20年以上前の話だけど1つ
実家の近くの山に寺なんだか神社なんだか覚えてないんだけど朽ちたのがあった
もう地元の人間も存在を忘れかけてるぐらい古い建物というか残骸でそこにお化けが出るという噂が子供の間で流行った
そこに友達と二人で冒険しに行こうという話になったんだけど怖いので昼間に行くことになった
行くことは比較的簡単で獣道を辿っていけば子供のチャリでも小一時間ぐらいで着いた
でも日もあるしその建物の周りは比較的拓けているからそこまで怖くなくて建物の中に入ってみた
入ってみたと言ってももう扉も朽ちて倒れてるし屋根も穴だらけで不気味ではあるけど怖くはない
そして調子に乗った俺と友達は色々ひっくり返して面白いものでもないかなと漁った結果壁にかけてあるおたふくの仮面に気がついた
でもこれがひび割れまくりで蓮コラみたいになってて気持ち悪い
あまりの気持ち悪さに友達が棒で叩いて落とした上にそこら辺に落ちてた板で見えないようにして帰った


924 :本当にあった怖い名無し:2014/03/11(火) 14:38:11.70 ID:T9DJC5qf0
ただ流石にあんだけ荒らして帰ったのが気になって友達と別れた後にまんじゅうを持って1人でもう一度建物に行った
散らかしたものを片付けて気持ち悪い仮面も一応元に戻して入り口のところにあった台みたいなのにまんじゅうを置いて帰った
その帰り道に近所じゃ見たことのないスラっと背の高い綺麗なお姉さんが歩いてて駅までの道を聞かれた
すごい細かいレースが入ってる真っ白なワンピースにお姉さんの肌も負けないぐらい真っ白でなんというかもうこの世のものじゃない
でも基本アホなガキなのですごくきれいなお姉さんに話しかけられてやったーぐらいにしか思わず普通に駅までの道順を教えてあげた
そしたらお礼にってまんじゅうを貰ったさっき俺があの建物に置いてきたのと同じまんじゅう
ここで急に怖くなって全速力で家に帰って布団にくるまってガクブルだった
ただの偶然かも知れないしと思ってたんだけど次の日に一緒に行った友達が所謂狐憑きになったと聞かされた
病院に担ぎ込まれたけどその日のうちに元に戻ってすぐに退院したけどその時のことは何も覚えてないらしい
次は俺かと思ってますます怖くなって怯えてたけどその後何もなかった
形だけとはいえ片付けに行ったのが良かったんだと思うけど今でも時々怖くなる


[ 2014/03/11 15:11 ] 不思議な話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

当時借りていた部屋は、ラップ音や金縛りは日常茶飯事
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[ 2014/03/10 12:24 ] 怖い話 | CM(1)
ほんのりと怖い話スレ その101
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1393688134/


208 :1/3:2014/03/10(月) 01:00:40.94 ID:yxCE8aKa0
当時借りていた部屋は、ラップ音や金縛りは日常茶飯事。
ただ、何者かの姿を見たり、物理的な攻撃を受けることはなかった。
それでもおかしな感じが続いたので、意を決して
室内の、何となくここだと思う場所を、カメラで撮影してみた。
おそるおそる写真を確認していったが、妙なものは写っていなかった。
ホッとした反面、そんなはずはない、という気持ちもあった。

あるとき、凄まじい霊感の持ち主と噂される知人△に会う機会があった。
飯おごるから、と条件を提示して相談を持ちかけた。

△に部屋の状況を説明して、件の写真を見せた。
何も写ってないけど写真右上の辺りから何となくイヤな感じが、と伝えると
「ここ? ドラえもんみたいな顔があるよ」
ドラえもんて。
恐怖とは無縁のボンヤリした△の描写に、ガクッと気が抜けた。


209 :2/3:2014/03/10(月) 01:02:39.23 ID:yxCE8aKa0
「ドラえもんは大丈夫そうだけど、心配なのは、」
△が写真の右下を指差して、続けた。
「ここに男の子が割とはっきり写ってる。心当たりない?
 目つきが悪いのが気になる。あまり良いものではなさそう」
心当たりなどない。子供の恨みを買った覚えもない。

「6歳くらいの」と言われ、しばらく考えこみ、
「…あっ!」俺はある事に思い当たった。
それにかぶせるように△も「あっ!」と言った。
写真を凝視していた△は、あからさまに動揺した様子。
俺が見ていた限り、写真には変わった事はなかったのだが。

俺は、半年前に近所で起こった事故を思い返していた。

夕方、ちょうど部屋にいて本を読んでいた。
緊急車両のサイレンの音が近づいてきて、すぐ近所で止んだ。
回り続ける赤灯が窓に反射して、外の様子が気になった。
外を覗くと、野次馬の数がすごい。つられて現場に近づいていった。
事故処理車と救急車、その先に飲料メーカーの運搬車が停車。
路上に毛布がかけられているのが人々の隙間から見えた。
死亡事故だ。己の野次馬根性に後ろめたさを覚え、引き返した。


210 :3/3:2014/03/10(月) 01:04:14.88 ID:yxCE8aKa0
側道の坂を自転車で下り、直角に交わる本道へ飛び出した男児が
右方向から直進してきた運搬車に巻きこまれ、頭を轢かれ即死。
職場の先輩から、そのように事故の詳細を聞かされた。

写真に写っているというのは、もしやその男の子なのでは。

事故現場には丸い沁みが残っていたが、その道を迂回するのは困難で
俺は毎日そこを通った、それだけしか接点はないのだが…。
事故のことは説明せずに「心当たりがあったかも」とだけ△に告げた。

ところで先程の△の「あっ」は何だ、何が見えていたのかと尋ねると
「うーん。あんたがさっきアッって言った瞬間、
 男の子の首から上がスーッて消えてったから、びっくりしてつい」

△の忠告に従い、その部屋は引き払った。


[ 2014/03/10 12:24 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

小さい頃の不思議な体験談
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[ 2014/03/09 12:11 ] 不思議な話 | CM(0)
何でもいいから怖い話を集めてみない?Part4
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1378984887/


564 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:03:10.02 ID:pO9J98GM0
小さい頃の体験談。
ちょいと長いです。あと場違いだったらスマソ…
基本ROM専だし、文才ないしで読みにくいと思いますが、お付き合い願います。

私の父の実家がある街は、山と海の間にあるんだけど、田舎とかそういうのではない。
中途半端な田舎で、中途半端な都会って感じ。道路はあるけど、隣の家まで200mくらいあるみたいな。
そこに私は3歳くらいまで住んでいたんだけど、その後すぐ今住んでる場所に越してきたから、その場所に友人などいなく、ちょくちょく実家に帰ってもとても退屈だった。


565 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:07:03.20 ID:pO9J98GM0
遊園地やゲーセンとかはない…と言うか小さい頃だったからそこで遊ぶって発想もなく、山か海に行きたいなあ~ってずっと思っていたの。
仕事が忙しい爺ちゃんや婆ちゃん、両親に止められて…まあ、1人では行けなかったけれど。
でも6歳の夏休みの時、よっぽど暇だったのか なにか覚えていないんだけど、「家のすぐ後ろにある山に行こう!」ってなったんだ。
爺ちゃん達の目を盗んで、山に入らず山の麓をぐるりと回って数時間潰そうって計画を立てた。
鼻歌を軽く歌いながらゆっくり歩いてると、左手の方にある雑木林のなかに、ひとつだけ穴を見つけた。


566 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:10:39.55 ID:pO9J98GM0
咄嗟に(ト×ロ!?)なんて思ったが、どっちかって言うと綺麗な穴だ。
穴の周りの草とかちゃんと手入れしてあるようで、自然にできたとは思えなかった。
でも、誰かが使っている気配もない。
気になって穴に近づくとブワッて鳥肌が立って、少し入るのをためらった…が、こちらはとっても暇な6歳児。
せめて、手だけでも突っ込んでみて、それでも嫌な予感がしたら帰ろうってなったんだ。


567 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:12:46.55 ID:pO9J98GM0
ソッ…と左腕だけ入れてみると、ブワッて全身に冷や汗が流れた。
(これはいけない)と思い、慌てて腕をぬこうとしたが、押しても引いても動かない。
何かに引っ張られているわけでもない、空間に埋め込まれた感じだ。
私は半泣きで、叫ぶこともできずただもがいていた。
すると、いきなり着ていた服の首元を、強く引っ張られた。
動かなくなっていた腕も見事に穴から抜け、何がなんだかわからなくなっている私に、後ろから声をかけてくれたのは20歳ほどの女性だった。


568 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:19:32.42 ID:pO9J98GM0
多分この人が引っ張ってくれたのだろう。
よく覚えていないが、髪が肩くらいあって全体的に緑…?白…んんん…そんなだった気がする。すごく暑かったのに、彼女は長袖を着ていたはずだ。
その人は、私の前でかがむと「こんなところで遊んじゃダメだよ」って言って
笑いながら頭を撫でてくれた。
彼女に見覚えはなく、この街に住んでる人じゃないってことはわかったが、どこから来たかはわからなかった。
私と同じように、夏休みだから里帰りしているのかも、とも思い、試しに「暇だから一緒に遊ぼう!」って言ったんだ。


569 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:22:01.39 ID:pO9J98GM0
女性は困ったように笑って承諾してくれた。
それから毎日、山の麓に行ってその人と遊んでいたんだ。ボールや縄跳び、家からアイスをくすねて食べた時もあった。
二人で海にも行こう!とも言ったけど、その人は真面目な顔で「あっちには行けないの、一人で行っちゃダメよ」なんて言われて…なんだか、その雰囲気にのみこまれ、私は大人しく言う事を聞いた。
数日たって、そろそろ夏休みの終わりも近づいた頃、私は風邪気味だったけど、その人に会いたくっていつもの待ち合わせ場所…穴の前に行ってみたの。
彼女はいなくて、穴だけぽっかり空いていて…。
女性を待っている間、意味もなくぼーっとその穴を覗いていた。


570 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:25:02.86 ID:pO9J98GM0
しばらく見てて、私は考えた。
(お姉さんはやめろって言った…私も怖い思いをした…でも今は怖くない、あの怖い体験は、夢だったんじゃない?)
本当はそこでやめるべきだったんだろうけど、好奇心が勝ってしまい、気付いたら私は 穴に身を乗り出していたんだ。
ひんやりとはしていたけど、前みたいな怖い感覚はなくって、穴の中をゆっくり歩いて行った。
しばらく歩いてると、フッと吐き気のするような…臭いじゃないんだけど、何ていうんだろう…。全体的にくっさい感じがしたの。
鼻じゃなくて、全身で感じるような気持ち悪い感じ。


571 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:27:31.69 ID:pO9J98GM0
動物かもしれないけど、動物じゃなかったらどうしようって、怖くて怖くてしょうがなくって、動けずにいたらまた首元をグイッて引っ張られて。
悲鳴を上げて振り返ると、いつの間にか怖い顔をしたあの女性がいた。
その人は、私の右手を掴むと段々泣きそうな顔になっていった。
なんでかわかんないけど私も悲しくなってきて、怖さ半分悲しさ半分で、若干泣きながらその人にしがみついた。
そしたら、彼女が「戻ろう」って小さく言ったの。その言葉に、私は大きく何度も頷いた。


572 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:30:33.84 ID:pO9J98GM0
穴を出ていくと、女性が私を抱きしめて何度も「ごめんね、ごめんね。楽しいはずの場所なのに、ごめんね」って何回も謝ってきた。
私は何がなんだかわからなくて、とりあえず母さんがしてくれたみたいに 背中をポンポン叩いたんだ。
彼女は「今日でお別れだよ、ありがとう」っていきなり別れを告げてきた。
突然のことで、本当にわけがわからなくって、引きとめようとしたら彼女、おもむろに私の後ろを指差したの。
振り返るとお父さんがいて…私はお父さんに駆け寄った。
だけど彼女のことを思い出して、私は慌ててあの人の方を振り向いたんだけど、誰もいなくって。
その時、ストンッって体の中に何かが落ちる感覚がしたの。


573 :本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 22:10:46.83 ID:pO9J98GM0
そこから三日間、私は大熱を出してずっと寝込んでいた。
正直言ってその三日間のことは何も覚えていない、けど、起きたときは家にいた。
両親は、「はしゃぎすぎて夏風邪でもひいたのか」なんて言ってたけど、実際はよくわからない。
ただ、その大熱を出した日から私の首元にはなにかの痕があって、いくらこすっても洗っても、まったく落ちる気配がないです。
痣じゃなく、平手打ちされた直後みたいな赤い感じで、細く長い痕。
別に痛くも痒くもなんともないですが、ちょっと服を着るときに不安になります。
医者に行っても治してもらえず、今日もそのままです。


[ 2014/03/09 12:11 ] 不思議な話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

20歳前後、新築のロフト付きワンルームを借りていたころの話
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[ 2014/03/07 12:27 ] 怖い話 | CM(3)
ほんのりと怖い話スレ その101
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1393688134/


135 :1/4:2014/03/07(金) 02:23:25.11 ID:5qEIZ8ly0
20歳前後、新築のロフト付きワンルームを借りていたころの話。

パシッ!と肌をひっぱたくような音、
施錠された上にチェーンもかかっているドアが開閉する音、
キッチンの蛇口からシンクへ ダラララララ…と水が流れ出す音など、
音だけで見えないのは幸いだったが、日常的に怪異が起こる部屋だった。

ある日、いつものようにロフトに敷いた布団で寝ていると
開くはずのない玄関のドアがガチャッ、と音を立てた。
施錠、チェーンをかけているかは就寝前に確認済みだ。
開くはずのないドアの開閉音に慣れてしまうのもどうかと思うが、
その頃には睡眠欲が優先されるようになっていた。
どうせ音だけでいつも特に害はないし、
時計をみるともう午前11時すぎ、
昼間だからあんまり怖くないし、別にいいや。

ただし、この日は展開がいつもと違った。


136 :2/4:2014/03/07(金) 02:24:58.65 ID:5qEIZ8ly0
玄関から入ってきた何者かが、
室内をドスドスと足音をたてて歩き回っている。
ちっ、うるせーな…まだ寝ていたかったのに。
ここは俺が金払って借りてんだ!出てけ!!
心のなかで毒づいても、実際に口に出す勇気は持ち合わせていない。
というか、確率はかなり低いが、実は鍵をかけ忘れて寝てしまい、
生きた人間=空き巣に入られているという可能性もあるし。
相手が死んだ者でも生きている者でも、
俺がロフトに居ることに気付かれるのはまずいことになる予感。

とりあえず、枕元にあった携帯電話をそっと布団の中へ引き込んだ。
空き巣だった場合に即110番通報できるようボタンに手をかけ、
階下の何者かに気取られぬように、そっと下の様子を伺ってみた。
狭い室内をぐるぐるドスドスと歩きまわっている者の姿を確認した。
…あれ!? 意外なことに、そこに居たのは友人Mだった。


137 :3/4:2014/03/07(金) 02:26:57.19 ID:5qEIZ8ly0
Mとの付き合いは長く、この部屋へも何度か遊びに来たので
ここに立ち寄ってくれるのは不思議ではないのだが。
状況的にどう考えてもおかしかった。

ドアは(おそらく)開くはずがない。
無断で入ってきて、無表情に歩きまわっている。
特に会う約束もしていなかったし、目的が分からない。
あれは本当にMなのか、いや、そうではない気がしてきた。
ゾッとした。

布団に潜り込んで携帯を握りしめ、ひたすら自分の気配を消した。
何なんだこれ、何なんだあいつ、早く終わってくれ、早く出て行ってくれ!
室内を歩きまわる音は2~3分ほどして玄関に向かい、
ドアがバタン!と閉まる音がして、それで静かになった。


139 :4/4:2014/03/07(金) 02:29:53.10 ID:5qEIZ8ly0
1分ほどしてもう大丈夫だろうと布団から出て、ロフトを降りた。
ドアにはやはり鍵がちゃんとかかり、チェーンもかけてあった。
Mに電話をかけてみた。携帯ではなく、Mの自宅へ電話をかけた。
Mのおばさんが電話に出た。
「あらーKちゃん久しぶり!ちょっと待ってね」と、Mに電話を取りついだ。
「K?どうした?」
咄嗟に頭が働かなかったので、
「実はかけ間違えただけ、ごめんw」とごまかして電話を切った。
その部屋とMの自宅とは、8kmほど離れている。

その後もいろいろとイヤなことが起こった。
最終的に「ほんのり」では済まなくなったので、必死で貯金して引越した。
Mにはこの話はしていない。


[ 2014/03/07 12:27 ] 怖い話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

寝息
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[ 2014/03/06 12:11 ] 不思議な話 | CM(0)
ほんのりと怖い話スレ その101
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1393688134/


49 :本当にあった怖い名無し:2014/03/04(火) 00:11:21.30 ID:JB3auKcp0
最初は中学2年生のときだった。

長い坂の途中にある借家に、母と弟と俺の3人で住んでいた。
貧乏な母子家庭で、部屋数は少なく
夜寝るときにはひとつの部屋に布団を3つ並べて寝ていた。
当時から寝付きが悪かった俺は
部屋の電気が消されて家族が眠った後も、
懐中電灯で文庫本を読んだり
脳内で延々と物語を創作したり(ヒント:中2)、
眠りに落ちるのはいつも午前を回ってからだった。

ある日、寝付きが悪く困っているのだと友人に相談したところ
「寝たふりしてるといい、そのうちホントに寝ちゃうよ」
とアドバイスをもらい、その晩さっそく試す事になった。


50 :本当にあった怖い名無し:2014/03/04(火) 00:12:25.47 ID:JB3auKcp0
布団の中で腹式呼吸、穏やかな気持ちで、体は極力動かさず、
頭の中を空っぽにする…それはちょっと難しかったのだが、
すうすうとニセの寝息までたて、ほぼ完璧な狸寝入りが出来ていたと思う。
いつもどおりの静かな夜だった。
1キロ先の都市高をゆく車の走行音が聞こえる。それに家族の寝息。

ふと、不思議なことに気付いた。
部屋の中には、布団が3つ並んでいる。
寝付きのいい弟、軽いいびき交じりで寝ている母、狸寝入りの俺。
弟が寝ているのは部屋の入口側で、俺は壁側。
なのに何故、壁側から寝息が聞こえるんだ…?
自分のニセ寝息を徐々に無音に近付けていく。
誰のものか分からない寝息がはっきりと聞こえている。
うーん、なんぞこれ…。


51 :本当にあった怖い名無し:2014/03/04(火) 00:14:00.33 ID:JB3auKcp0
相手がおそらく寝ている、という安心感からか、
そんなに怖いとは感じなかった。ただただ不思議だった。
仰向けで寝ていた俺はじわりじわりと慎重に薄目をあけ、
横目で壁のほうをチラ見してみた。
室内はぼんやり薄暗く、特に普段と変わったところはなかった。
誰も居ないはずの壁側に何かの姿が見えるような事もなかった。
まあ、見えていなかっただけかも知れないのだが。
おかしな現象を静かに観察しているうちに寝てしまった。

このことは家族にも友人にも話さなかった。
怖がらせないようにという周囲への配慮からではなく、
自分が「臆病者www」と馬鹿にされるのを避けるためだ。


52 :本当にあった怖い名無し:2014/03/04(火) 00:15:01.93 ID:JB3auKcp0
翌晩も同じことが起こった。
俺は狸寝入りを決め込みながら、やはり「?」の嵐だった。
俺を溺愛していたという死んだ爺ちゃんか?それとも妖怪のしわざ?
いろいろ考えた末に、反対側で寝ている家族の寝息が壁で>字型に反射して
自分の耳に届いているのではないか、という科学的な可能性に行きついた。
なーんだ…と気が抜けて緊張もとけたせいか、そのまま眠りに落ちた。

そして3日目の夜。
寝息の数をひとつひとつ丹念に耳で拾って検証していき、
人数と音の数がどうしても合わないことに気付いた。
害はないしなんか面白いし、もう別にいいよ、
そういう現象でしょ…と放っておくことにした。
「んぐで…」ふいに静寂を破ったのは弟の寝言だった。
ビクッとしてしまった。母の「カー」という割に静かないびきも止まり、
壁側から聞こえていた寝息も、その瞬間消えていた。

4日目、寝息は家族の分しか聞こえなかった。
ただ、その後も寝息がひとつ多いなと思う夜がたびたびあった。
寝息が聞こえた時間帯は0~4時で、日付も変則的。


53 :本当にあった怖い名無し:2014/03/04(火) 00:17:38.45 ID:JB3auKcp0
社会人になった俺は家を出て、ワンルームを借りて一人暮らしを始めた。
数か月が経過して、新しい暮らしに慣れてきたある晩、
壁側からスウスウと寝息が聞こえてきた。
おおっ、この感じなんか久しぶりじゃね…!w
何故かやはり怖くはないのだ。

俺が「わーっ!誰だ!?」と声を荒げたら、きっと寝息は消えると思う。
それきりこの現象は起こらなくなってしまうのかも知れない。

俺が結婚して更に引越を重ねた後も、寝息はついてきた。
実は今でも、年に2~3回はおかしな夜がある。
新居で寝息が聞こえた翌朝、0感伴侶に寝息現象とこれまでのいきさつを話した。
「不思議な体験したことないから聞いてみたい、今度あったらつついてこっそり起こして!」
「騒いじゃ駄目だよ、絶対だぞ!」と言い含めたのだが、
つついて起こしてやると「んー、なん…?」と声を出して反応する。
そこでいつも寝息は止んでしまうので、夫婦そろって聞くのは無理そうだ。
次回はいつだろうね。 おわり。


[ 2014/03/06 12:11 ] 不思議な話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

中学の頃、霊感があると言われていた凄く目力がある福耳の先生がいた
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[ 2014/03/02 12:11 ] 不思議な話 | CM(7)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?317
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1383271903/


878 :本当にあった怖い名無し:2014/02/27(木) 01:40:08.31 ID:9qnYgRp70
一つ、昔話を。

中学の頃、霊感があると言われていた凄く目力がある福耳の先生がいた。
私は勉強が嫌いで落ちこぼれだったが、本を読むのは好きで授業中によく本を読んでいた。
もちろん先生に叱られるがしばらくすると授業を中断する方が良くないと判断されたらしく本を読んでいるのが見つかると職員室に連れて行かれ手が空いてる先生たちに怒られるようになった。
福耳の先生は怒るというより目を見て諭すように話てくれるので頭ごなしに叱ってくる先生たちにくらべ好きだった。


879 :本当にあった怖い名無し:2014/02/27(木) 01:50:08.78 ID:9qnYgRp70
福耳の先生に霊感があるという噂が私の中で核心に変わったのは福耳の先生が顧問を務める文芸部に私を入部させた直後の事だった。
まだ入部したばかりの私は最終下校時間の19時までよく学校に残っていた。
中学1年の秋だったと思う。
その日、最後まで部室に残っていたのは私一人で見回りにきた福耳の先生と部室を出て廊下で話をしていた。
向かい合って話をしているのに福耳の先生が私の向こう側を見た。
するとパタパタと誰かが走ってくるような音が聞こえた。忘れ物でもしたのかな、と思って振り向くと誰もいなかった。
一直線の廊下で誰もいないのに足音だけが近づいてきたのだ。
私は驚いて福耳の先生を見た。


880 :本当にあった怖い名無し:2014/02/27(木) 02:07:26.21 ID:9qnYgRp70
福耳の先生はまた私の目を見て普通に文化祭に出す文芸誌の話し始めた。
そうしてる間に足音は私たちのそばまで来た。
蛍光灯に照らされているのに影も見えないまま私たちの横まで来て止まった。
今まで1度も心霊体験などしたことがなかった私は緊張で爪が食い込むほど手を握り、その場から逃げ出したいのを我慢した。
福耳の先生がそろそろ最終下校時間になるから、帰りなさい。と言った。
私が声が出せずに頷くとパタパタと足音が遠のいて行った。
私は福耳の先生にあれはなんなんですか?と詰め寄った。興奮していたのだ。
すると先生はいつものように私を見つめて言った。


881 :本当にあった怖い名無し:2014/02/27(木) 02:18:19.28 ID:9qnYgRp70
「いつも君が怒られてると駆けつけてくるから、いまも怒られてるんじゃないかと見に来たんだね」
福耳の先生が私を諭している時、私の向こう側を見るのは足音が来るのをみているんですか、と私は聞いた。

「彼女、裸足でくるから急いで来たんだなって思ってた」
彼女って、女なんですか、とか、怒られてる私を心配して来てるんですか、とかまだ興奮していた私は聞きたいことがたくさんあったが先生にもう下校時刻だからとあしらわれた。
怖いから玄関までついてきてというと玄関まで送ってくれた。
歩いてる時に思う。
私が上履きで歩くとタンタンと音が出る。つっかけで歩く福耳の先生の足音はパタンパタンだ。


882 :本当にあった怖い名無し:2014/02/27(木) 02:22:23.88 ID:9qnYgRp70
裸足なら足音はペタペタじゃないの?と先生に言うと先生はちょっと笑ってこう言った。

「彼女は来客用のスリッパに気がついたんだ」

この足音の彼女は卒業する少し前に姿も見れるようになった。
そしてわかったことは私が怒られてると走ってきて怒られてる私を覗き込んでひとしきり笑った後、楽しそうに帰って行くことだけだった。
福耳の先生とは中学を卒業して以来会っていないが、在学中は正しの鏡や合宿、修学旅行と数々の幽霊事件に私を巻き込んでくれた。
この話はただの前触れだったんだと今では感じる。


[ 2014/03/02 12:11 ] 不思議な話 | CM(7) このエントリーをはてなブックマークに追加
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