∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part78∧∧
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840 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/02(月) 13:33:12.77 ID:GEgxwRrN0.net
大叔父が若い頃、友人と山陰にツーリングに行った
予定より早く帰ってきた大叔父が言うには、鳥取で化け物にあった。
その日の午後、地元客しか来ないような公衆温泉で一風呂浴びて、いい気持ちで走ってたら道を間違えたそうだ
それでもどこかへ着くだろうと思っていたら、林道に変わり行き止まり。
あわてて引き返して走っている内に日が落ちた。岬沿いの山道で野宿などぞっとしない
海が近いせいで速度を落とせば走れるといくつか岬を廻ると、町明かりが見えた
余裕が出てきたのでバイクを止め、小休止を取った
暫くして、変な気がしたんだと。崖の下に何かいるような気がした
二人で覗くと、確かに何か、闇が凝ったようなものがいる感じがしたそうだ。
とっさに思ったのが密漁。息を凝らしてみていると、向こうもこっちに気づいたのが判ったらしい
それが崖を上ってくる。近づいてきている。下草と木が不自然に揺れて、真っ直ぐ上がってこようとしている
ぞっとして崖から離れて、刺激しないように明かりを消したままバイクを押し、離れたところでエンジンをかけた
そのまま町まで行き、駅の待合で旅行客にまぎれて一晩を明かし、
翌朝早くに出発。予定を切り上げて瀬戸内側に抜けた。その途端、二人同時に高熱。
数日を木賃宿で過ごし、帰ったきた
大叔父はそれを化け物だと言ってたそうだ。人間だったら、あんな風に崖は上れないって
昭和40年代前半の話