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妻の元カレにAという奴がいた
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[ 2021/06/28 20:01 ] 怖い話 | CM(2)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


445 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 06:56:01.84 ID:HvGPcFzn0.net
ちょっと書かせてくれ。

妻の元カレにAという奴がいた。Aは妻にかなり惚れてて、束縛もひどかった。妻が友達と飲みに行くと言うと、こっそり自分も同じ店に行き、少し離れた席から監視するような奴だった。そんな異常な束縛に嫌気がさした妻は、相手の返事を待たずに一方的に別れを告げ、それ以降連絡も取れない様に、メールアドレスも変え、携帯の番号も変えた。

だが、Aは妻の職場に現れるようになった。妻はAにやめてほしいと伝えるが、Aはやめず、職場に居づらい雰囲気になり、退職せざるを得なくなった。

そして、Aから逃げる為に他県へ引っ越し、就職。そこで俺と出会った。俺と妻は本当に気があって、何度か話すうちに好きになり、しばらくして付き合いが始まった。

そして、ちょうど婚約をした頃に奴が現れた。

ある日、俺が妻のマンションに行くと、妻の部屋の前に男がいた。男は、玄関に向かって必死に何か叫んでいる。俺はその男に近づき、「何か用か?」と尋ねた。すると男は「お前は誰だ!お前こそ何の用だ!」と言ってきたので、「俺はこの部屋の住人の婚約者だ」と返すと、男は驚いた顔をしていた。

俺達の会話が聞こえたのか、妻が玄関を開け、恐る恐る出てきた。そして、その男に近々結婚すると告げると、男はひどく絶望した顔になり、その場を立ち去っていった。立ち去る瞬間、俺の方を恨めしそうに睨んでいた。

妻と部屋に入り、落ち着かせてから事情を聞くと、あの男は元カレのAだとわかった。そして、Aのこれまでの異常な行動の数々を聞かされ、「俺がこいつを守ってやらないと」と考えていると、マンションの外が騒がしい事に気づいた。窓から外を見てみると、救急車やパトカーが何台か停まっている。

後日、Aがあの日妻のマンションの屋上から飛び降り、自殺したことがわかった。


446 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 06:57:35.52 ID:HvGPcFzn0.net
その後、俺と妻はこの出来事のショックはあったものの、お互いを支え合い、なんとか乗り換え、無事結婚できた。
今では息子と三人の生活を送っている。


ところで、その息子なんだが、妻によく懐いていていわゆるママっ子というやつだ。この間なんて、俺と妻がソファに座っていると、無理矢理その間に入り込んで妻に膝枕してもらっていた。俺が呆れて笑いながら「本当にお前はママが好きだな」と言うと、「うん!一生ママと一緒にいる!」と言うので妻と顔を見合わせて笑ってしまった。

妻に頭を撫でられてる息子を見ると、なんとも言えない顔で俺を睨んでいた。
その目が、あの日のAに似ている様な気がした。


447 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 16:23:48.19 ID:HAOKXZ4+0.net
怖いな
Aは悪霊になって息子に取りついてる?
お祓いしたほうがいいのでは


448 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 16:31:03.37 ID:boQ0UdyI0.net
Aの生まれ変わりかもな


[ 2021/06/28 20:01 ] 怖い話 | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

【怖】数年前、霊山(りょうぜん)という山に会社の先輩とドライブに行った時の事です
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[ 2021/06/27 20:01 ] 怖い話 | CM(2)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


439 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 00:44:27.61 ID:fg6Qj83+0.net
私の地元に【りょうぜん】という山があります。霊の山と書いて霊山(りょうぜん)と読みます。
数年前そこに会社の先輩とドライブに行った時の事です。
霊山は死んだ人がこの山を登って天に向かうという通り道のような場所と言われていて、心霊スポットとしても有名でした。


440 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 00:46:04.84 ID:fg6Qj83+0.net
当時、私は車を持っておらず
仕事終わりによく先輩の車に乗せてもらっていました。
それである日、その霊山に行ってみようぜって話になって、私も心霊スポットということで興味が湧いて着いていくことにしたんです。

先輩の運転は結構荒っぽくて
山道をぐんぐん飛ばして登っていきます。それですぐに酔ってしまって凄く気分悪くなりました。

途中でちょっと車から下ろしてもらうようにお願いして、少しひらけた場所で私は車を降りました。

確か6月くらいだったんですが
とてもひんやりしてて気持ちの良い夜だったのを覚えています。
先輩が車を止めたのは三叉路でした。
左右に道が分かれていて
どちらも真っ暗な山道が続いていました。別れ道の中央には道はありませんが開けていて夜でなければ見通せたんじゃないかなって思います


441 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 00:47:02.32 ID:fg6Qj83+0.net
私はなぜかその三叉路の真ん中の景色の写真が撮りたくなってケータイの
カメラで一枚撮りました

カシャって
音が鳴ったその瞬間にケータイの電源が落ちたんです。

すぐに再起動させようとしましたが
ケータイは起動したり消えたりを繰り返して。しまいには無茶苦茶な熱を持ち始めました。

私は何か取り返しのつかない事をしたんじゃないかって急に怖くなって先輩に帰ろうと伝えました。

先輩も私の様子とケータイを見て
すぐに来た道を引き返してくれました。

帰りもガンガン飛ばすものだから
それでまた気分も悪くなってしまったのですが、それよりも早く山を出たいという気持ちが勝っていました。
山を降りきり、コンビニに車を止める頃にはケータイの挙動はいつものものに戻っていました。

一体なんだったんだろうって
撮った写真を見てみたのですが
あの写真はありませんでした。
というより、その日に撮った写真全部がなくなっていました。
その時は何もなくてホッとしていました。していたと思うんです。


442 :本当にあった怖い名無し:2021/06/03(木) 00:48:19.26 ID:fg6Qj83+0.net
実はこの事を思い出したのは結構最近で、ケータイを乗り換えるからと
写真データをpcに移していた時でした。
見覚えのない写真が一枚入っていたんです。 

それを開いてみたら
暗闇の中に真っ赤な道が2本
ずっと向こうまで続いていました

表現が難しいんですが
雨の日の赤信号の光が反射してるみたいな、それが延々と暗闇に伸びていました

それを見てすぐに分かりました。
あの時に撮った写真だって

気味が悪くなってすぐに写真は削除しました。
どうしてケータイにはなかった写真が
pcに移した時に見つかったのかはわかりませんが、それからは特に何もありません。

でも、夜に別れ道を見るたびに思い出してしまうんです。真っ赤な道のことを

どうしてあんな場所で写真を撮ろうなんて思ったのか、今ではわかりません


[ 2021/06/27 20:01 ] 怖い話 | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

オレがガキの頃、未来のことをよく知ってる幼なじみがいた
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[ 2021/06/26 20:01 ] 不思議な話 | CM(1)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?241
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1272600403/


935 :本当にあった怖い名無し:2010/05/19(水) 22:41:39 ID:GIe+3Plj0
怖いってよりは不思議な話かもしれんけど、
オレ的には怖かったので、ここに書きます。

オレがガキの頃、近所にAと言う幼なじみがいた。
学年も同じで、毎朝一緒に学校に行った。
Aは何故か未来のことをよく知ってて、
その頃夢中だったマンガとか、アニメとかについて、
来週どうなるかを教えてくれた。

なんで知ってるのか気になって、一体どこから聞いてきたんだと聞いたら
Aは「夢で見た」と言っていた。
おそらく予知夢みたいなものだったんだろうけど、
その頃のオレはアホだったので、
「いいなー、オレも夢で見たいなー」としか思ってなかった。

んでお互いに五年生になったとき、Aは死んだ。
トラックにひき逃げされて即死だったらしい。
Aの葬式は身内だけで行われ、遺体を前に最後の挨拶も出来なかった。
オレはしばらくAが居なくなったことを自覚できなかったけど、
Aの妹が寂しそうにしているのを見て、少しずつAの死を認識していった。


936 :本当にあった怖い名無し:2010/05/19(水) 22:42:21 ID:GIe+3Plj0
んで最近の話。
先月のGWの時、田舎に帰省した。
Aの家の前を歩いてたら、Aのおばさんに会った。
「おひさしぶりです」
「あら、○○(オレね)君、すっかり大人になったねー」
なんて軽く立ち話をして、Aに線香でもとA宅にお邪魔した。

Aに線香を上げてからまたおばさんと世間話。
ふとぱたぱたと歩く音が聞こえてきた。
「○○にいちゃん!」
Aの妹だった。


[ 2021/06/26 20:01 ] 不思議な話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

事故物件に憑りつかれた不動産会社の営業マン
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[ 2021/06/25 19:01 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


382 :本当にあった怖い名無し:2021/05/29(土) 13:57:20.84 ID:/kEbkzY60.net
これは、不動産の営業をしていた時の話だ。

中古住宅の買取、という仕事をしていると、時折事故物件にも出くわす。
当時自分がいた会社は大手の会社で、事故物件はあまり積極的には扱わない会社でもあった。

当時自分の後輩だった男の子は、この事故物件がなぜかやたらと集まる子だった。
事故物件を買い取って、販売まできちんとこなす、というのは非常にハードルが高い。
それをこなした彼のことを、もしかしたら周りの不動産業者さんが評価をしていたからかもしれないが、
買う物件の殆どが事故物件だったし、会社全体で取り扱うそういった物件の殆どは、
彼が買取りを行った物だったから、ある種全国会議などで話題になるほどだった。

ところで、彼はアメフトだったかラグビーだったかをずっとやっていたらしく、
入社当時は明らかにでかい体をしていたし、性格も豪気なやつでエリア内でも
相応の人気者だったのだが、入社後半年もすると、だんだん元気もなくなり、どんどんやつれていった。
自分も出来る限りのサポートをしていたが、営業として求められるノルマはなかなか厳しく、プレッシャーも強い。
くじけそうなのかもしれないと、心配をしていたある日の事、彼から急に飲みに行こうと誘われた。

自分の行きつけのバーに行って話を聞いていたのだが、しばらくすると彼は
「家に一人でいると、声や物音がする。リビングにいると、自室で布を摩る音が聞こえる」
と震えながら話した。
金縛りにあったり、ふと人の気配を感じたりすることもあったらしく、落ち着いて眠ることも出来なくなっていたらしい。
しばらく休暇を取るのと、事故物件が原因かはわからないけれど取扱いのを避けたらどうだ、と話すと、
彼は笑顔なんだか泣き顔なんだかよくわからない顔をしてこう言った。
「でも、物件が呼んでるんです。なんとかしてくれって。耳元で囁くんですよ」

彼は半年後に体調を崩して、退社してしまい、その後の行方は知れずじまいだ。
彼がいなくなってからは、会社が事故物件を取り扱う機会は再び減ってしまった。
怪談は幽霊を寄せ付ける、なんて話もあるが、彼は事故物件を自分に寄せ集めてしまっていたんだろうか。


[ 2021/06/25 19:01 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【怖】俺の後ろに立っていた女
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[ 2021/06/24 19:01 ] 怖い話 | CM(1)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


352 :本当にあった怖い名無し:2021/05/26(水) 17:28:06.45 ID:4OeIkSpb0.net
俺の仕事はものづくりなんだけど、作業の音がかなりうるさいから職場は山の中腹くらいにあるんだ。
一応道路には面しているんだけど、周りには民家どころか他の建物すら建ってなくて、森に囲まれてる状態なんだ。
そんなんだから窓にはカーテンなんてつけてないんだよ。

昨日のことなんだけど、ちょっと失敗しちゃって残業しなくちゃならなくなったんだ。普段は17時には帰ってるんだけど、昨日は0時くらいまでかかっちやって。んで、作業が終わって顔を上げたら目の前の窓に自分が写ったんだよ。外が真っ暗で室内が明るいと鏡みたいになるだろ?あれだよ。

俺の後ろに女が立ってた。

髪は長くてなんか妙にベタついてるような感じで、服も土か何かで汚れていた。そして首からロープが垂れていた。

俺は心臓が止まるかと思うくらいびっくりして急いで振り返ったけど誰もいない。もう一度窓に写る室内を見たけどやっぱり誰もいない。怖くなって片付けもしないで帰ったよ。

今日会社に来て社長にこの話をしたら(社長と俺の二人しかいない会社なので)俺が入社する何年か前に、この会社の近くの森で首吊りした女がいたことを教えてくれた。首にロープついてたならそいつじゃないかって社長は言ってた。
ちなみに社長は今まで働いていて一度も見たことはないそうだ。

俺は怖すぎて仕事辞めようか悩んでる。


[ 2021/06/24 19:01 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

小学生の頃の話です。当時僕たちの間で流行っていた遊びがありました
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[ 2021/06/23 19:35 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


345 :本当にあった怖い名無し:2021/05/26(水) 03:18:19.70 ID:G5KWEiek0.net
怖いかわからないけどトラウマ話

小学生の頃の話です。
当時僕たちの間で流行っていた遊びがありました

2時間目と3時間目の間の少し長い休み時間に急いで校庭へ行き、カエルを捕まえます。捕まえたカエルを木の枝で串刺しにして砂をまぶし、陽のよく当たる場所に放置します。昼休みになる頃にはカリカリに焼けたカエルの串刺しが完成するという、今思えば残酷な遊びをしていました。

ある時、友人が知的障害のある同級生を連れてきていっしょにカエルの串刺しを作ることになりました。
真夏の校庭にはたくさんのカエルがいて、いつもは1匹だけを串刺しにしていたのですが、3匹まとめて団子のように串刺しにしました。昼休みに確認するとカリカリに焼けていて、いつもより達成感があったのを覚えています。

ですが、子供の飽きは早いものでカエルの串刺しはだんだんやらなくなっていき、教室で将棋をすることが流行るようになりました。

その頃です、担任の先生がみんなの前で言いました。
校庭に大量のカエルの串刺しがある、誰か知らないかとの事でした。
しかし、今は僕たちの中でカエルを串刺しにして遊んでいる人はいないと思っていたので驚きました。
校庭に確認しに行くと、砂場にしっかり3匹連なったカエルの串刺しが無数に突き刺さっていました。

犯人はあの知的障害の子でした。
障害のある人のクラスはまるまる1時間校庭の散策などの授業があり、そこでたくさんのカエルを集めて串刺しにしたようです。

オチはありませんが、子供ながらに恐怖を感じました。


347 :本当にあった怖い名無し:2021/05/26(水) 07:55:54.77 ID:5rsodk1T0.net
>>345
反省しろ


350 :本当にあった怖い名無し:2021/05/26(水) 10:43:59.27 ID:G5KWEiek0.net
>>347
カエルさんごめんなさい


[ 2021/06/23 19:35 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

心霊スポットよく行くけど犬鳴トンネル行くのだけは止めておけ
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[ 2021/06/18 20:01 ] 心霊笑える話 | CM(1)
肝試しで心霊スポットに入って逮捕
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1623838401/


99 :名無しさん@涙目です。:2021/06/16(水) 21:12:25.32 ID:9MnReg5T0.net
心霊スポットよく行くけど
犬鳴トンネル行くのだけは止めておけ
あそこはマジで危険だぞ
唯一実害が出たスポットだわ


117 :名無しさん@涙目です。:2021/06/16(水) 21:39:33.08 ID:ztYfcEbZ0.net
>>99
実害ってどんなの?
旧トンネルに行ったの?


120 :名無しさん@涙目です。:2021/06/16(水) 21:45:12.74 ID:9MnReg5T0.net
>>117
トンネル前にいたヤンキー集団にカツアゲされた


[ 2021/06/18 20:01 ] 心霊笑える話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

【霊感?】俺の両親が体験した話
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[ 2021/06/13 16:01 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


331 :本当にあった怖い名無し:2021/05/24(月) 17:10:02.48 ID:K0x39g7g0.net
俺の両親が体験した話。
俺はそれらしい体験した記憶は無いから霊感は無いと思ってる。しかし親は俺の霊感のおかげで命拾いしたと親戚中に触れ回ってる。

俺が2歳ぐらいの頃に、内陸県住みだった俺らは隣の海あり県へ旅行に行ってたらしい。
広い敷地の某神社が観光地として有名な地域だったが、人でごった返すその場所を小さい俺を連れて歩き回って昼にはもうクタクタになった。
どの店も混んでいたので、観光地の人混みを抜けて、歩ける範囲にあった小さい漁村に立ち寄った。そこで海鮮丼やらを昼ごはんに食べた。
田舎の海沿いの観光地にはよく同じようなジャンルの古い海鮮料理屋が肩を並べているが、この場所はその中でも規模が小さく、観光客よりは常連の地元住民らしき年寄りの姿が目立ったという。
この小さな飲食店街は海に面しており、岸壁から50メートルほど離れたその海面には厳島神社を彷彿とさせる鳥居らしきものが立っていた。
「今はこれですけども、今日の夕方には潮が引くんでそこから下りて行けますよ」
と店のオッサンが鳥居の方を指して言う。それを聞いて便乗してきた周りの常連年寄り曰く、近くの人気観光地に隠れてしまったこの町の自慢だそうだ。

初対面の店員や客がよく話しかけてくる店の居心地が好きではなかった両親は愛想だけは良く、ほとんど聞き流して店を出た。しかしせっかくのタイミングだということで、混雑のピークを過ぎた有名神社に戻って数時間散策した後、夕方になってからまた漁村に戻ってきた。
昼間の小さな飲食店街は、ラジオの音楽とオッサン達の駄弁り声で昼間と雰囲気はあまり変わらず、こっちに気付いたオッサンが手を振ってた。
そして勧められた海の鳥居だが、天気と方向が良かったためか、水平線に沈もうとする夕日とそれに照らされた鳥居がよくできた写真みたいな綺麗さだったらしい。
そして、潮が引いて昼間は見えなかった海底の砂が露出し、海水が水たまりになって夕日に光っていた。道を踏み外しさえしなければ靴のままで鳥居まで歩けそうと分かる状態だったと母は言っていた。(干潮時の厳島神社の大鳥居もそんな感じだと最近知った)


332 :本当にあった怖い名無し:2021/05/24(月) 17:11:19.21 ID:K0x39g7g0.net
この光景に甚く感動した父が岸壁に据え付けられていた石段を下りて鳥居の方へ向かおうとし、、母は抱えていた俺を下ろして鞄からインスタントカメラを出そうとしていた。
その時母は俺の違和感に気付いたらしい。俺は母の袖を握り込んで下りようとしなかった。そして次の瞬間には鼓膜を破るくらいの甲高い声を上げて泣き出した。
元々よく泣く子供で、近所にも響く声だったらしいが、その時ばかりは様子がおかしかったという。映画などで何かに襲われた女性が挙げるような、瞬間的に大音量が出る悲鳴に近い声で、「キ゚ャアアアアアアアーーーーーーーーーーー」と息も付かず10秒は叫んだように感じられた。ただ、その時の顔の必死さと涙から「泣いている」と母は判断したそうだ。
父も流石にこの異様な声に驚いて母の方を振り返り、岸壁の上に戻って俺の様子を確かめに来た。母が俺を抱き直して慌てたようにあやし始めるや否や、俺はピタッと泣き止んですました顔をしていた。
いや何やねんこいつと父が安心したように笑っていると、今度は父が足元の違和感に気付いた。見れば足首から下、靴の中と靴下までずぶ濡れだった。
何で?と思って振り返ってみれば、海は干潮どころか真っ黒い水に満たされていた。

石段はさっきまで父がいた位置まで水があり、波の音もしっかりする。夕日に染まった赤い空と照らされた鳥居は変わらず、海だけが異様にどす黒かった。夕暮れの空の色を写さない真っ黒い水面に所々白い波の泡が見え、水が足元の岸壁にじゃぶじゃぶと音を立てて打ち付けられていた。両親は赤い空と真っ黒い海で二分された光景を前に呆然としていた。
「え?潮…引いてたやんな?」「引いてたし…引いてへんたら入らんし…」
父は自分が勘違いして勝手に海に入って濡れたと思いたかったが、母も干潮の海を見ていたから訳が分からない。どうにか違うことを考えたかった父は、とりあえず濡れた靴下と靴を履き替えるため、昼間の海鮮丼屋に席を借りようと、海を臨むその店に向かった。


333 :本当にあった怖い名無し:2021/05/24(月) 17:11:58.46 ID:K0x39g7g0.net
しかし数歩近付いて分かったが、人がいない。通行人も店の常連年寄り連中も店員のオッサンも、さっきまでいたはずなのに気配が無い。人の話し声がすると思ったらラジオだった。
ふと父の視界の隅で何かが動いた、と思ってそちらを見やると、1階に店を構える民家の窓のカーテンが閉じられたらしく揺れていた。それに気付いてから他の店の上階もよく見ると、窓の向こうの部屋の奥に人がいた。みんな年寄りで、昼間見た顔もあった。そのいくつもの目線がどれもが無表情で父と母を見下ろしていた。母も同じ光景を見ていた。
あの鳥居の下へ行くことを二人に勧めた人達が、感情の無い目で睨んでくる。その意味が分かる前に、母が父の背を押して、我に返った父とともに走り出した。俺はというと、あの叫び以降何の異変も無かったという。
「海に水があったことより、あの神社勧めといて町の人みんな海に入るとこ見てたことの方が怖かった。本当は最初から人はいませんでしたって方が怖くなかったかもしれん」というようなことを母が笑いながら言ってたし、「あんたがおらんかったらお父さんあのまま沈んでたわ」とも言ってた。

でもいくら調べてもそんな神社見つからないし、何なら神社じゃないのでは?と思う。


339 :本当にあった怖い名無し:2021/05/25(火) 13:53:08.62 ID:F/s88RoR0.net
>>333
興味深いな
場所が分かるといいんだがな


340 :本当にあった怖い名無し:2021/05/25(火) 17:13:39.22 ID:SzOM7Xq50.net
>>333
ちょっとしたショートショートみたいだ


[ 2021/06/13 16:01 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

あの日俺を助けてくれた女性
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[ 2021/06/12 16:01 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


327 :本当にあった怖い名無し:2021/05/24(月) 12:56:50.57 ID:JV2V535V0.net
これは約10年前に体験した出来事です。

その当時、20代前半だった俺はまだ実家で暮らしてました。父親はおらず、母と二人暮らしです。

ある日飲み会があり、日が変わった深夜に帰宅しました。だいぶ酔っ払ってる俺は母を起こさないように静かに自分の部屋へと向かいました。

俺の実家は二階建てで、二階にある二部屋を俺と母のそれぞれの部屋として使ってました。階段を上がり、短い廊下があり、左右に引き戸があり、右が母、左が俺の部屋でした。

俺は自分の部屋に入ると、スウェットに着替え早々にベッドへと潜り込みました。酔いも手伝ってか、横になるとすぐに寝てしまいました。

どれくらい経った頃でしょうか。突然金縛りにあい、目が覚めました。しかし、体は動きませんし、声も出せません。よく、目だけは動かせるって話を聞きますが、その時は目を開くことさえできませんでした。さらに、人生で初めての金縛りだったので完全なパニック。ひたすらもがき、出ない声を一生懸命出そうとし、向かいの部屋にいる母に助けを求めました。
そうすると、突然部屋の引き戸が開けられる音がしました。俺のうなされてる声を聞いて母が起きてきてくれた、そう思いました。母は俺の側まで来ると
「金縛りかい?つらいだろ?」
そう言って、俺の足をさすり始めました。すると、動かすことの出来なかった足が動くようになるのを感じました。そうして、足から徐々に上半身へ向かって金縛りが解けていきました。その間に母が部屋にあるソファーに座ったのが音でわかりました。
そして、全身の金縛りが解け、声も出せるようになり、母にお礼を言おうと目を開けると、
まったく知らない女性がそこにいました。
女性は薄く微笑んでおり、そして、ゆっくりと消えていきました。俺は混乱と恐怖で気を失い、気がついた時はもう朝でした。

その後、ご先祖様の誰かなんじゃないか等考え、祖父母の家にある写真を調べたりしましたが、あの女性は見当たりませんでした。
俺を助けてくれた女性は誰なんでしょうか。


328 :本当にあった怖い名無し:2021/05/24(月) 13:18:57.79 ID:WegbVmib0.net
>>327
未来の伴侶とか?


330 :本当にあった怖い名無し:2021/05/24(月) 16:11:03.89 ID:JV2V535V0.net
>>328
歳を取った女性でした。
妻とは似てないのでその線は無いかと…


501 :本当にあった怖い名無し:2021/06/11(金) 14:57:48.96 ID:ceZ+TTAs0.net
>>327
守護霊様かもね


[ 2021/06/12 16:01 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

初めて金縛りを経験した時のことを書く
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[ 2021/06/11 16:01 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1617288162/


209 :本当にあった怖い名無し:2021/05/08(土) 14:34:12.39 ID:I9Y/dIuR0.net
初めて金縛りを経験した時のことを書く

自室で寝ていたら突然全身が動かなくなった。部屋の電気は消えていたが、ドアが開いていてすぐそばのリビングでは家族がまだ起きててテレビを観ていた。
目は開いているものの声は出せず妙に息苦しい中、ふと昔読んだホラー漫画で霊と会話する方法を思い出した
心のなかで霊に質問して「はい」なら右足、「いいえ」なら左足を引っ張ってください、という方法だった

少し考えて心のなかで聞いてみた
「いま金縛りを起こしているのは生きているものですか?生きているなら右足を、死んでいるものなら左足を引っ張ってください」
その途端ものすごい勢いで左足首を捕まれ、一気に天井に向かって引き上げられた
身体がバリバリと引き剥がされるような感覚があり、首と肩だけで倒立するような姿勢になった
しかし何者かに持ち上げられている左脚や身体は妙に頼りなく、実体というより半透明の影のような感じだった
その時恐怖よりも手加減を知らない相手に対して激しい怒りが湧き上がり、心のなかで叫んだ
「このバカ野郎!力加減も知らんのか!」
その瞬間金縛りは解け、剥がされていた身体はすとんと元の体に戻った

起き上がってまだテレビを観ていた家族に今経験したことを話すと、親父が「そんなときは身体のどこがが動くからそれで金縛りを解除しろ」と事も無げに言われた
今もたまに金縛りにあうが、解除するのも会話するのも面倒なのでそのまま眠るようにしている

おわり


[ 2021/06/11 16:01 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
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