死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?
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211: 名無しさん@おーぷん:21/12/05(日)13:10:19 ID:DrBH
子供の頃、住んでいた村には絶対にいってはいけない場所があった
親からも絶対にあそこには行くなと言われていたな
これは俺の友達がそこに行った時の話
俺の友達のA君はB君と一緒にその場所にいったんだ
そこは森でね
柵に囲まれていて誰も入れないようになっていた
で、A君達は柵をよじ登って入ったんだ
森の中にはそこら中に縄が張ってあって、紙でできたお札のようなものが結んであったらしい
結界のようなものになっていたのかな
彼らは気にせずに進んでいった
奥に何があるのか気になって仕方がなかったんだな
更に先に進むと小さな池と祠があった
なんだ、これだけか
A君達は何か、お宝があるのかと思っていたのでがっかりしたらしい
祠には鏡が祀ってあった
後から知ったけど、そこは鏡ヶ池と呼ばれている所だった
A君達は、お宝の代わりにこの鏡を持っていくことにした
B君が、鏡を手に取ってその場を離れることにした
A君は、その時何か嫌なことが起こる予感がした。
おい、やっぱりやめようぜ。
そういって振り返ると、B君の後ろに女がいた。
いや、顔は女だけど、まともなのは胸の辺りまで。身体は下にいくにつれ、腐りかけていて、生きているとは思えない姿だった。
そいつは鏡を持ったB君の腕を掴み、あっという間にB君を池の中に引き摺り込んだ。
A君は無我夢中で逃げて、その時のことは誰にも言えなかった。
その後、村総出で、B君を探した。大人が祠の鏡が無いことに気づいて青ざめた。
結界が解かれている。東子の怒りに触れてしまった。
そんなことを言っていたらしい。
結局B君は行方不明のまま、帰って来なかった。
東子は、昔のとある貴族の娘だった。
東子の父は、朝廷にクーデターを起こすが失敗し、一族は処刑された。
歴史書によれば、東子は、処刑として千人の兵士に〇されるという、かなり悲惨な最後を遂げたという事でネット上でもときたま話題になる人物で、「東子 千人」と検索すれば某掲示板のまとめが出てくるくらいは有名らしい。
その東子が最後に投げ込まれたと言われているのが、この池だということ。
それから祟りが頻発し、恐れた村人は有力な僧に相談した。
僧は、鏡を使って東子の霊を封印し、結界を張った。
そしてこの池は鏡ヶ池と呼ばれるようになり、禁足地となった。
結局、鏡ヶ池の結界は新しい鏡で作り直したようだ。
その後、工事で池の周りが綺麗になってしまったが、池を隠すように壁が作られて、中に入れなくなってしまった。