死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?359
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1584914883/
131 :
本当にあった怖い名無し:2020/05/01(金) 17:24:08.55 ID:lT5JB/qg1
ほんのりかもだけど。折角のGWも自宅待機で暇だし身近に話し尽くしたので投下する
昔から知らない土地に1人で行って深夜徘徊をするのが好きで、大学生になりバイトを始めて金も時間も手にワイは、毎年冬休みを利用して雪(地元ではまず見られない)を見に行く1人旅をしていた。今回は3回生の時に1人歩き旅したときの話。
バスで石川まで行き、1週間くらいかけてとぼとぼ歩きなら地元に帰ってくるのが目的。グーグルマップ先生に頼り切りの本当に無謀な旅。早速隣県の福井で先生が網羅していないとんでもない山道にぶちこまれた。もしかしたら私有地だったかもと今では反省。
まあその内道路には出るっしょとかろうじてある獣道を進んでると、少し広い場所に出た。
獣道はまだ続いているのだが、その獣道の横にもう一本道があった。
道というよりかは木々のトンネルのような月明かりも差してなさそうな所。
天邪鬼だったワイはこれがおいどんの生きる道よ…とそっちを選んだ。
132 :
本当にあった怖い名無し:2020/05/01(金) 17:36:07.67 ID:lT5JB/qg1
数歩入ると外で見た以上に暗く、一気に視界なんてものはなくなり、これはやっちまった、引き返すか…
と、一歩下がった時、暗闇の向こう、恐らく獣道の方からチリンチリンと鈴の音が聞こえた。
人がいる!ぎゃあ!なんかすみません!心の中で謝罪し存在がバレないように固まった瞬間、
ガサガサと獣道を走り抜けるような音と共に、ンボォーーーーー!と言う耳を劈く(使ってみたかった)唸り声が聞こえた。
獣のような、山伏が吹く螺貝みたいなような、サイレンのような音。
あまりに大きな音にその場で立ち尽くしていたが、ハッと我に帰り、やべえ道歩かせやがって!
というグーグル先生への理不尽な怒りがわき、特に恐怖は覚えず冷静(?)に山歩きを続けた。完全にSAN値ダイス成功してたとしか思えない。
あの時スマホの充電が勿体無いからと一切明かりをつけずにいたのは本当に偉かったと思う。
程なくして外灯の明かりが見えた時は文明の光や…!と感動したのを覚えている。
あの時の音の正体が人間や獣それ以外何れにせよ遭遇していたらただでは済まなかった気がする。サンキュー天邪鬼。
その後京都でもとんでもねえ山道を歩かされたはずなんだけど不思議とその時の記憶がごっそり抜け落ちてる。若年性痴呆かな!?
1番怖かったのは帰った後にこの事を話してない親戚に都会住みは山や海に惹かれやすいから…。
と、突然チラッと後ろを見ながら言われた事かな!とはいえ特にその前後で何かあったとかはないっす。
でも今思えば赤いコート着た女が夜の山道とぼとぼ歩いていたり、
足が痛くなって道路沿いの狭いコイン精米機で足休めてたワイを見かけた運ちゃん達の方が怖かったんじゃないかと思う。
こんだけです、次の人どぞ
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