|д゚)オカルト中毒

http://chudoku200.blog66.fc2.com/
ヘッドライン

あの家は出るんだよ
このエントリーをはてなブックマークに追加 

[ 2013/08/08 00:11 ] 怖い話 | CM(3)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?314
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1373588806/


817 :本当にあった怖い名無し:2013/08/07(水) 08:42:08.35 ID:oH2t4wiW0
 
もう10年以上前の、大学時代のこと。
実家の近所にある小さい運送会社で荷分けやトラック助手のバイトをしていた。
現場を仕切っていたのは、社長の息子で2つ年上の若旦那。
んでバイト仲間に同じく大学生のAくんがいた。Aくんは自他共に認めるアホキャラ
だったが、明るくて元気で同僚としてはすごくイイ奴だった。

会社は町外れの国道沿いにあったけど、隣町の商店街の近くにも倉庫があった。
倉庫といっても普通の二階建ての民家。一階が広い土間になってて、何年か前まで
そこで商売をしていたらしいが、借金とかで店を畳んで住人はいなくなり、その
運送会社が借金の片?として手に入れたんだって。
ただすぐに使う当てもなかったので、とりあえず空き家のままになっていた。

んであるとき、若旦那が嬉しそうに俺に写真を見せてきた。
「見てみ?あの倉庫で写真撮ったらコレよ!」
見ると薄暗い民家の中を撮った写真なんだが、どの写真にも白っぽい丸い光
みたいなのとか、白い煙みたいなのがバンバン写っていた。
「うわっこれ心霊写真ですか?」「凄いやろー。あの家は出るんだよ」
人がバーンと写ってるわけじゃないので俺は(レンズのゴミだったりして)と半信半疑
だったけど、しばらくして若旦那がその家に荷物を入れて倉庫として使うことにした。


818 :本当にあった怖い名無し:2013/08/07(水) 08:42:36.44 ID:oH2t4wiW0
 
若旦那と俺とAくんが移動する荷物をトラックに積んでいると、普段あまり現場に
来ない社長が俺たちを呼んで言った。
「中崎(タカサキ?だったかもしれん)の家に行くんやろ。二階には上がんなよ」
何のこっちゃと思ったけど、倉庫として使うのは一階の土間だけと聞いていたし、
若旦那もあーはいはいと聞き流していたから気にしなかった。
三人でトラックに乗ってバカ話をしながらその家に到着。正面のシャッターを開ける。
あまり空気の入れ替えもしないみたいで、中はかび臭かった。

シャッターを開けると4畳半ぐらいの土間があり、その奥は茶の間と台所。その奥に
風呂と便所(らしい)。向かって左側に二階へ上がる細い木の階段があった。
奥行きのある家だったから二階に二間ぐらいあるんだろうなーとか考えていた。

土間を片付けて荷物を積み込み終わると、若旦那がニヤニヤしながら言った。
「・・・なあ、二階行ってみようや」
俺はその日、バイトが終わったら友人と呑む約束があったので早く帰りたかったが、
Aくんは「行っちゃいますかぁ?」とノリノリ。俺もイヤとはいえず付き合うことになった。

靴を脱いで、若旦那、俺、Aくんの順で階段を上がっていく。
やたらにきしむ木の階段を上がり切ると薄暗い廊下になっていて、右側に部屋が三つ。
入り口はフスマだった。
一番手前の部屋から開けていった。一番手前(土間の真上)は三畳ぐらいの物置。
真ん中と一番奥の部屋は6畳間で、焼けた畳があるだけでカラッポだった。
白状すれば俺も「社長がああ言ってたし、何かあるかも」とちょっとだけスリルを楽しんで
いたが、ぶっちゃけ何も起きなかった。
Aくんは「何もないすねー」とか言いながら携帯で写真撮りまくってた。
「まーこんなもんだ。帰るべ」と若旦那を先頭に俺、Aくんの順番で階段を降りた。


819 :本当にあった怖い名無し:2013/08/07(水) 08:43:23.94 ID:oH2t4wiW0
 
トントントンと俺は土間まで降りて、Aくんを振り返った。
俺に続いて階段の一番下まで降りてきたAくんの様子がおかしい。
いつもニヤニヤしてるような顔なのに、こわばった真顔で、なんでか歯だけゾロっと剥き
出して、じっと立っている。
そして、ビデオの逆再生みたいに、今降りてきた階段をこっちを向いたままで後ろ向きに
登りはじめた。
俺も若旦那も冗談か?と思ったが、Aくんはそのまま階段をトン、トン、トン、トンと後ろ向きに
登っていく。進行方向を確認したりもせず、顔はずーっとこっちを向いたまま。真顔で歯を
剥きだした顔のまんまだ。
Aくんは後ろ向きのまま階段を上がり切ると、後ろ向きのまま廊下の奥に後ずさって行って、
見えなくなった。

なんか只事ではないと感じて、俺と若旦那は階段を駆け上がった。
Aくんは廊下の、一番奥の部屋の襖の前で正座していた。上半身がふらーりふらーり揺れていて、
顔は泣き笑いというか、ホロ酔いで気持ちよくなった人みたいに目をつぶってへらへら笑っていた。
「おいA!」と何度呼びかけても反応なし。
そして、Aくんの前のフスマがゆっくり開いた。Aくんが正座したままフスマの方へ少しずつ動き始めた。
Aくんの体はそのまま部屋の中に入っていって、フスマがまたゆっくり閉まった。

血相を変えた若旦那が俺を押しのけて廊下を走り、フスマをバーンと開けた。俺も追いかけた。
Aくんはからっぽの部屋の真ん中で、身体を伸ばした気をつけの状態でうつ伏せに横たわっていた。
二人でAくんを引きずり起こした。そのとき、Aくんがずっと何かを呟いているのに気づいた。
俺にはこう聞こえた。
「さしあげますから。さしあげますから。さしあげますから。さしあげますから。さしあげますから」

そのままAくんを外に引きずっていったが、いくら呼びかけても正気に戻らない。
若旦那が携帯で救急車を呼んだ。


820 :本当にあった怖い名無し:2013/08/07(水) 08:43:51.42 ID:oH2t4wiW0
 
尻つぼみで申し訳ないけど、その後のことは断片的にしか知らない。

その後、若旦那は社長にムチャクチャに怒られてた。
事務所の衝立の向こうで話の内容はよく聞こえなかったけど、他の社員さんがポロッと
漏らしたのは、借金で店を畳む時にあの家で人死にがあったらしい。もちろん社長は
知っていて、何かの手続き(お祓い?)を済ませて「きれいになったら取り壊すつもりだった」
とか何とか。それ以上の詳しいことは、若旦那の口からも聞かせてもらえなかった。

Aくんは精神的な発作だろうということで入院した。
何度か見舞いに行くうちにお母さんから話を聞いた。
Aくんは夜になると毎晩ベッドから出て、床でうつ伏せに横になっているとのことだった。

あのときAくんが写真を撮っていた携帯の画像を見せてもらえないかとお願いしてみたが、
「もうお寺さんに預けてありますので」とのことで、写っていたものは見せてはもらえなかった。

しばらくして俺は大学が忙しくなってバイトを辞め、やがてAくんの見舞いにも行かなくなってしまった。
最後に行った時はもうAくんはガリガリに痩せていたが、それでも毎晩床にうつ伏せに寝ていたそうだ。
軽はずみにあんなことをするんじゃなかった、俺にもなにか起きるかも…とビビっていた時期も
あったが、結局、俺の身の上には何も起きなかった。今のところはね。

バイトしていた運送会社はまだあるが、こないだ帰省した時に前を通りかかったら、あの倉庫は
なくなって駐車場になっていた。


関連記事
[ 2013/08/08 00:11 ] 怖い話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

‐全ランキング表示‐ ブログパーツ
949::2013/08/08 10:40 ZbHo7KfI
馬鹿息子のせいでまた一人廃人か…
952:名無し@激おこプンプン丸:2013/08/10 18:49 -
ガンタンクが抜けてる
1032:名無しさん@ニュース2ch:2013/09/29 09:04 -
馬鹿旦那にのせられて憑霊され廃人だな。
コメントの投稿






管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ちぇりお

Author:ちぇりお
このブログについて


この日記のはてなブックマーク数  このエントリーをはてなブックマークに追加




最新記事
【不思議体験】誰かいる? Jun 21, 2017
私は死ぬが、お前を末代まで祟ってやる Jun 16, 2017
20代の半ばまで働いてた工場が変な所だった Jun 15, 2017
【狐憑き】三十年以上前の田舎に住んでいた頃の話 Jun 12, 2017
【不思議体験】動くドール Jun 11, 2017
兄が深夜の犬の散歩で見たもの Jun 03, 2017
某県にある民宿を営む実家は古くから増改築を繰り返していて、地下室がいくつかあった Jun 02, 2017
山梨県にあるペットと泊まれるホテルでの恐怖体験 May 27, 2017
【不思議体験】大学4年の時、バイト先の飲食店で火災に巻き込まれた May 26, 2017
【恐怖体験】落武者の怒り? May 23, 2017
過去ログ +

2017年 06月 【7件】
2017年 05月 【10件】
2017年 04月 【10件】
2017年 03月 【10件】
2017年 02月 【11件】
2017年 01月 【10件】
2016年 12月 【10件】
2016年 11月 【12件】
2016年 10月 【8件】
2016年 09月 【10件】
2016年 08月 【10件】
2016年 07月 【13件】
2016年 06月 【16件】
2016年 05月 【13件】
2016年 04月 【12件】
2016年 03月 【15件】
2016年 02月 【13件】
2016年 01月 【10件】
2015年 12月 【15件】
2015年 11月 【14件】
2015年 10月 【22件】
2015年 09月 【14件】
2015年 08月 【13件】
2015年 07月 【14件】
2015年 06月 【12件】
2015年 05月 【16件】
2015年 04月 【14件】
2015年 03月 【27件】
2015年 02月 【17件】
2015年 01月 【25件】
2014年 12月 【26件】
2014年 11月 【23件】
2014年 10月 【20件】
2014年 09月 【18件】
2014年 08月 【20件】
2014年 07月 【25件】
2014年 06月 【21件】
2014年 05月 【18件】
2014年 04月 【17件】
2014年 03月 【16件】
2014年 02月 【18件】
2014年 01月 【25件】
2013年 12月 【20件】
2013年 11月 【22件】
2013年 10月 【10件】
2013年 09月 【11件】
2013年 08月 【13件】
2013年 07月 【10件】
2013年 06月 【5件】
2013年 05月 【10件】
2013年 04月 【8件】
2013年 03月 【11件】
2013年 02月 【6件】
2013年 01月 【7件】
2012年 12月 【13件】
2012年 11月 【8件】
2012年 10月 【7件】
2012年 09月 【5件】
2012年 08月 【6件】
2012年 07月 【4件】
2012年 06月 【4件】
2012年 05月 【5件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【3件】
2012年 02月 【1件】
2012年 01月 【2件】
2011年 12月 【3件】
2011年 11月 【3件】
2011年 10月 【6件】
2011年 09月 【4件】
2011年 08月 【7件】
2011年 07月 【3件】
2011年 06月 【3件】
2011年 05月 【5件】
2011年 04月 【3件】
2011年 03月 【2件】
2011年 02月 【7件】
2011年 01月 【6件】
2010年 12月 【9件】
2010年 11月 【4件】
2010年 10月 【7件】
2010年 09月 【11件】
2010年 08月 【7件】
2010年 07月 【11件】
2010年 06月 【4件】
2010年 05月 【7件】
2010年 04月 【10件】
2010年 03月 【7件】
2010年 02月 【9件】
2010年 01月 【20件】
2009年 12月 【10件】
2009年 11月 【7件】
2009年 10月 【6件】
2009年 09月 【3件】
2009年 08月 【8件】
2009年 07月 【21件】

アクセスランキング
LINK
ブログ開始から何日経った?
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
QRコード
QRコード
全記事表示リンク


Back To Top