|д゚)オカルト中毒

http://chudoku200.blog66.fc2.com/
ヘッドライン

たぶん一生忘れられないと思う。暑い夏の出来事。
このエントリーをはてなブックマークに追加 

[ 2013/08/10 17:36 ] 不思議な話 | CM(5)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?314
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1373588806/


908 :本当にあった怖い名無し:2013/08/09(金) 23:03:17.77 ID:9aEKD89G0
私の実家は結構な田舎にある。徒歩2分くらいで海、くらい海の近くなんだけど、
その海は、底が急に深くなってたりして、結構危ない。もちろん遊泳禁止区域。
しかも電車で2駅くらい行けばちょっと有名な海水浴場があったりするから、海水浴とかしてる人はめったにいないかな。
砂浜で、波も穏やか、水もまぁまぁ綺麗だったんだけど。



909 :本当にあった怖い名無し:2013/08/09(金) 23:15:05.41 ID:9aEKD89G0
私は生まれた時からずっとここで暮らしてるから、そんな海でも大好きで。
だけど、あれが起きてから、私はちょっとだけ、海が怖くなっちゃった。特に夜の海は苦手。
怪談話とは違うかもしれないけど、ちょっと不思議で、とっても悲しい話。

それは私がまだ小学生の頃。学校が夏休みに入る、少しだけ前の話。
私はその日、友達と花火をする約束をしてた。その中に、色が白くて、小さい女の子がいた。
彼女は、家庭の事情ってやつかな、小さい私にはよく分かんなかったけど、おばあちゃんと二人暮らしだった。
ヒロコちゃんっていう、名前だった。



910 :本当にあった怖い名無し:2013/08/09(金) 23:23:21.48 ID:9aEKD89G0
うちのママ、すごく優しくていいママなんだけど、ヒロコちゃんと遊ぶって言うとさ、いつも少し嫌な顔をした。
小さい頃は知らなかったけど、彼女のお父さん、つまりおばあちゃんの息子さんは、ちょっと問題がある人だったみたい。
知ったのは随分後だったけど、まぁお決まりの酒、金、女にだらしない人だったそう。
私は知らなかったんだけど、夜中に急にやってきて暴れたり、なんてのもご近所の間では噂になってて。
ママとしては心配だったんだと大人になった今では思うよ。

そんな訳で、その日私はママに嘘をついて、友達みんなで花火をするよとしか言わずに花火に出かけた。
ヒロコちゃんも来るってこと、隠したの。



916 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 00:20:31.64 ID:vEToq2Ko0
午後8時すぎ。海に着くと、みんなの騒ぐ声が聞こえた。
暗いから顔なんて見えないけど、シルエットと話し声で、あそこら辺にいるなって分かったから、私も砂浜に足を取られながらも駆け付けた。
みんなは、私が着くと待ち切れなかったのかすぐに花火を始めた。
私は、ヒロコちゃんまだなんだな、って気付いたんだけど、その内来るかって気楽に考えて、その輪に加わった。
子供だけの花火って、とっても嬉しくてさ。なんかみんな変にテンションあがっちゃって、いつも以上に騒ぎまくってたのを覚えてる。



918 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 00:33:16.11 ID:vEToq2Ko0
はしゃぎまくってる内に、花火が残り少なくなって、あとはメインのロケット花火を残すだけになったんだけど、ヒロコちゃんはまだ来てなかった。
流石にメインを先にやっちゃうのは悪い気がして、ヒロコちゃんが来るまで待とうって言ったんだけど、
みんなは今日はもう彼女は来ないよって。確かに、結構遅い時間になってそうだったし、結局私も賛成してしまった。
ロケット花火ってさ、別に綺麗でも何でもないんだけど、なんか子供心にぐっとくるものがあるよね?
なんだかんだ言っても私も、早くロケット花火がしたくて仕方なかったんだと思う。



921 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 00:46:08.72 ID:vEToq2Ko0
いけないって分かってたんだけど、私達は海に向かってロケット花火を打つことにしたのね。
今は、本当にそんなことしなければよかったって思ってる。あれがすごくいけないことだったってことも。

ひゅーんって音を立てながら、海に向かって、1本の光の矢が進んで、それから消えてく。
ひゅーんって飛んでくロケット花火を目で追って、海を見つめてるとね、真っ暗な海面に、何かが見えたんだ。
その瞬間、誰も言葉を発しなくなったから、たぶん全員が気付いてたんだと思う。みんな横1列に並だままで、ただ波の音が響いてた。



922 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 00:54:35.95 ID:vEToq2Ko0
そこにいたのは、ヒロコちゃんだった。
彼女は仰向けになって、波の動きに合わせてふわふわと浮いてた。
おかしいんだよ、けっこう遠くて、しかも真っ暗だったのに。見えるわけなんてないの。そもそもそれが人であることすら、分かる筈なんてない。
でも、なんでか全員分かってるみたいだった。私達の誰ひとり、そんな彼女を見ても叫び声ひとつあげなかった。
誰も目を逸らさない。ただひたすら、浮かんでる彼女を見てた。



924 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 01:11:55.47 ID:vEToq2Ko0
次の日、私達は担任の先生に彼女が行方不明になったって聞いた。
後で知ったんだけど、一緒に花火をした全員が、昨日の花火に彼女が来ることを親に内緒にしてたんだって。
私達は、あのことを他の誰かに話すこともなかったし、内輪で話題にすることもほぼなかった。
すごく怖かったし、何故か絶対に口にしちゃいけない雰囲気だった。
そして彼女が見つかることがないまま夏休みになって、2学期が始まると、元々大人しかった彼女がいないことを気にする人は誰もいなくなってた。

ママ達の噂では、彼女のお父さんがどうかしちゃったんじゃないかってことになってるけど、本当の所は分からない。



926 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 01:20:51.59 ID:vEToq2Ko0
あの時花火に参加してて、クラス会に参加してたのは、私ともう1人だけだった。
酔っぱらったその子が、泣きそうな声で呟いた言葉がとても印象的だった。
「自分で、海に入っていったんだよ。みんなが、帰れって言ったらさ、ヒロコちゃん、自分で。」

今でも思い出す。波にゆらゆら揺れる彼女と、彼女を見つめる、皆の真剣な目。たぶん一生忘れられないと思う。
暑い夏の出来事。



928 :本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 01:57:21.89 ID:qMtNPSDr0
つまり先に集まってた友達らは、ヒロコちゃんが海に入ってったのを知ってた上ではしゃいでたわけか……

変にテンションあがってたとか
今日はもう彼女はこないよとか
全員わかってるみたいだったとか

オチを知った上で読み返すと、心底ぞっとする

直接的な恐怖じゃなくて、人の無意識の中にある悪意が垣間見えるような、そんな話だね


関連記事
[ 2013/08/10 17:36 ] 不思議な話 | CM(5) このエントリーをはてなブックマークに追加

‐全ランキング表示‐ ブログパーツ
951:名無し中毒:2013/08/10 17:55 -
これは怖い。誰も止めなかった事とか。

そして悲しい・・
953:名無し中毒:2013/08/10 20:53 -
こういう罪悪感は消えないだろうね。

だけど、先にいた子供たちが彼女に「帰れ」と言ったのは、
親の言いつけだったのかもしれない。
だから「あの父親が」と囁く大人たちの方にこそ
責任があるようにも思える。
954::2013/08/11 09:40 ZbHo7KfI
うーん、悲しいな。
1263:名無し中毒:2014/02/08 14:43 -
>ちょっと不思議で、とっても悲しい話。
この話をこういう風に言える神経を疑うわ
1942:徳則中毒:2015/05/17 06:19 -
不思議でも何でもないよな。
悪意そのものだな。
人殺しの話だ。
コメントの投稿






管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ちぇりお

Author:ちぇりお
このブログについて


この日記のはてなブックマーク数  このエントリーをはてなブックマークに追加




最新記事
【不思議体験】公園の土管 Sep 21, 2017
【不可解な話】ジイちゃんと鏡 Sep 20, 2017
小さい頃、マンホールに落ちた記憶 Sep 18, 2017
叔父夫婦が以前、ある大学寮で住み込みで仕事していた時の話 Sep 17, 2017
通常稲の実る時期よりも早く、一本だけ色づいた稲穂が出ることがある Sep 14, 2017
もしかしたら自分の勘違いかも知れないんだがどうにも納得が出来ない話がある Sep 13, 2017
じいちゃんが満州に徴兵されてた時の不思議な体験 Sep 12, 2017
闇夜に佇む少女 Sep 11, 2017
電車から全身血まみれというか怪我まみれで包帯まみれの中学生くらいの男の子が降りて来た Sep 10, 2017
昔付き合ってた彼女(看護師)から聞いて、一番怖かったのが「手術室に出る幽霊」の話 Sep 03, 2017
過去ログ +

2017年 09月 【11件】
2017年 08月 【12件】
2017年 07月 【11件】
2017年 06月 【9件】
2017年 05月 【10件】
2017年 04月 【10件】
2017年 03月 【10件】
2017年 02月 【11件】
2017年 01月 【10件】
2016年 12月 【10件】
2016年 11月 【12件】
2016年 10月 【8件】
2016年 09月 【10件】
2016年 08月 【10件】
2016年 07月 【13件】
2016年 06月 【16件】
2016年 05月 【13件】
2016年 04月 【12件】
2016年 03月 【15件】
2016年 02月 【13件】
2016年 01月 【10件】
2015年 12月 【15件】
2015年 11月 【14件】
2015年 10月 【22件】
2015年 09月 【14件】
2015年 08月 【13件】
2015年 07月 【14件】
2015年 06月 【12件】
2015年 05月 【16件】
2015年 04月 【14件】
2015年 03月 【27件】
2015年 02月 【17件】
2015年 01月 【25件】
2014年 12月 【26件】
2014年 11月 【23件】
2014年 10月 【20件】
2014年 09月 【18件】
2014年 08月 【20件】
2014年 07月 【25件】
2014年 06月 【21件】
2014年 05月 【18件】
2014年 04月 【17件】
2014年 03月 【16件】
2014年 02月 【18件】
2014年 01月 【25件】
2013年 12月 【20件】
2013年 11月 【22件】
2013年 10月 【10件】
2013年 09月 【11件】
2013年 08月 【13件】
2013年 07月 【10件】
2013年 06月 【5件】
2013年 05月 【10件】
2013年 04月 【8件】
2013年 03月 【11件】
2013年 02月 【6件】
2013年 01月 【7件】
2012年 12月 【13件】
2012年 11月 【8件】
2012年 10月 【7件】
2012年 09月 【5件】
2012年 08月 【6件】
2012年 07月 【4件】
2012年 06月 【4件】
2012年 05月 【5件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【3件】
2012年 02月 【1件】
2012年 01月 【2件】
2011年 12月 【3件】
2011年 11月 【3件】
2011年 10月 【6件】
2011年 09月 【4件】
2011年 08月 【7件】
2011年 07月 【3件】
2011年 06月 【3件】
2011年 05月 【5件】
2011年 04月 【3件】
2011年 03月 【2件】
2011年 02月 【7件】
2011年 01月 【6件】
2010年 12月 【9件】
2010年 11月 【4件】
2010年 10月 【7件】
2010年 09月 【11件】
2010年 08月 【7件】
2010年 07月 【11件】
2010年 06月 【4件】
2010年 05月 【7件】
2010年 04月 【10件】
2010年 03月 【7件】
2010年 02月 【9件】
2010年 01月 【20件】
2009年 12月 【10件】
2009年 11月 【7件】
2009年 10月 【6件】
2009年 09月 【3件】
2009年 08月 【8件】
2009年 07月 【21件】

アクセスランキング
LINK
ブログ開始から何日経った?
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索フォーム
QRコード
QRコード
全記事表示リンク


Back To Top